水曜日
くもり時々晴れ
こちらは
要約筆記で学習したことの備忘録として記載しています。
聴覚補償という語の内容
聴覚に障害がある人など
障害を持っている人は
なんらかの形で障害を補填しようとします。
聴覚補償
聴覚補償とは
聴覚の障害によって低下した聞こえを
補聴器や人工内耳などで音を増幅させて
聞こえを補うことをいいます。
聴覚障害者といっても
ろう
軽度・中等度・高度難聴者
中途失聴者
などがいます。
また、
音が高くなるほど聞こえにくくなる人もいれば
高い音も低い音も同じように聞こえにくい人もいます。
大きい音に対する抵抗力にも個人差があります。
聴覚補償のひとつ・補聴器
伝音系の聴覚障害がある人が
聴覚補償の効果を得られやすいのが補聴器です。
補聴器には以下の3つの調整機能があります。
1.音圧の増幅
音dBを大きくする機能
2.音質の調整
周波数(低音高音)Hzを変える機能
3.出力制限
大きすぎる音を抑える機能
これら3つの調整機能を使って
一人一人にあった補聴器に適合させます。
(補聴器のフィッティング)
補聴器の段差
補聴器をつけてもその効果を得にくい環境があります。
これを補聴器の段差といいます。
補聴器をつけているから聞こえていると思われがちですが、
そうではないことも多く
周囲の理解が得られないで辛い思いをしていることも
少なくありません。
以下補聴器の段差について5つ
1.距離があるところ
補聴器で聞き取れる距離は1~2m。
3m離れると聞こえが半分になります。
2.騒音があるところ
健聴者は音声より騒音が10dB大きくても会話できますが、
難聴者は音声より騒音が10dB以上小さくないと
聞き取りにくいとされています。
3.早口での会話
難聴があると言葉が不明瞭に聞こえます。
早口は不明瞭さをいっそう増すことになります。
4.他人数での会話
補聴器をしていると音の方向を得られない場合があります。
多人数で話す場合、誰が話しているのかなかなかつかめないで
コミュニケーションが困難になります。
5.機械を介した音声
機械は音声の一部分の高さの音しか伝えません。
館内放送などは声がしていることはわかっても
何を言われているのか理解できないことが少なくありません。
聴覚補償としての補聴器まとめ
補聴器は
難聴によって聞こえにくくなった音を
機械によって補うものです。
補聴器には段差があって
機械を通しての聞こえは困難を伴います。
周囲の人は「補聴器の段差」を理解して
コミュ二ケーションの困難を解消できるように配慮することが
大切になります。
