月曜日
晴れ
聴覚障害の種類
聴覚障害にはいろいろな分け方があります。
聴力レベルによる分け方
障害部位による分け方
聴力レベルによる分け方
聴力レベルによって5種類に分けられます。
正常、軽度・中等度・高度難聴、ろうの5つ。
1.正常な聴力
25dB(デシベル)未満
普通に聞こえる。
2.軽度難聴
25~50dB未満
声が小さいと聞き取れないことがある。
テレビの音を大きくしたがる。
3.中等度難聴
50~70dB未満
普通の会話が聞き辛い。
4.高度難聴
70~90dB未満
大きな声でも聞こえにくいことがある。
障害等級6級(70dB~)
障害等級4級(80dB~)
5.ろう
90dB~
耳元で大きな声でも聞こえない。
日常音がほとんど聞こえない。
障害等級3級(90dB~)
障害等級2級(100dB~)
障害の部位による分けかた
聴覚の障害部位により分けられます。
1.伝音難聴
伝音系(外耳・中耳)の障害による難聴
神経には障害がありません。
外耳道閉鎖、中耳炎、耳硬化症、耳小骨離断など
によって起こります。
治療可能です。
補聴器の効果が比較的得やすい。
2.感音難聴
感音系(内耳・聴神経・大脳)の障害による難聴。
・小さい音が聞こえなくなる(閾値の上昇)
・大きい音に対する抵抗力が低下する(補充現象)
・音を明瞭に区別できない(聴取弁別力の低下)
ウイルス(風疹やおたふくかぜ)、
薬のストレプトマイシン、
騒音や加齢によって起こる難聴です。
神経の障害が起こっているので治療が困難です。
音を聞き分けたり、聞き取ったりする能力が
低下しているので
補聴器をつけても聞き取れないことが少なくない。
要約筆記を必要とする人の多くがこの難聴を持っています。
3.混合難聴
伝音系(外耳・中耳)と
感音系(内耳・聴神経・大脳)
の両方に障害がある場合を混合難聴と言います。
聴覚障害の種類まとめ
聴覚障害は等級があり
高度難聴:大きな声でも聞きづらい
のは6級・4級となります。
ろう:日常音がほとんど聞こえない
のは聴覚障害等級3級・2級となります。
聴覚障害の1級はありません。
感音難聴になると、内耳や聴神経に障害があるので
補聴器をしても聞き取れないことが少なくありません。



