火曜日
晴れ
きょうも要約筆記の学習のおさらいをします。
社会福祉について
いま社会福祉の一環であるいろんな種類の高齢者施設ができています。
今まで自宅で過ごしてきたのと同じように生活できるように、
いろいろな工夫がされてくるようになってきました。
たとえば、
朝食をパンかご飯か選べる
夕食のメニューを選べる、要不要の選択も
入浴を毎日するか、時間は何時がいいか
トイレに行きたいときいける
など
自宅で過ごしていた生活と同じレベルで施設での生活が送れるよう
さまざまな取り組みがされています。
昨日書いたQOLの向上ですね。
その一方で、介護する人員が足りていない
3Kの職場というイメージ
給料が見合わない
というような問題が生じています。
社会福祉は、超高齢化社会を迎えつつある日本では
重要な課題となります。
高齢者だけでなく、身体・精神に障害がある人など
介護や福祉サービスを受けなければならない人もいます。
聴覚障害者ももちろんそうですが、
福祉サービスがいきわたっているかというと、否です。
聴覚に障害がある人に限って言えば、
ろう者は主に手話、
中途失聴者や難聴者は筆談、口話などを使って
コミュニケーションを図ります。
聴覚に障害がある人は、全人口からすると少数ですが、
少数だからといって福祉を切り離すことはできないと思います。
聴覚障害者は、
耳が聞こえないのでコミュニケーションの場から疎外され、
社会参加もできない、限られる、状態になります。
大衆の会合で、要約筆記ができることを知らない聴覚障害者も
いると思います。
また、健聴者はそのような人がいることや、要約筆記などというものも
知らない人が多いのではないでしょうか。
今ではテレビに字幕がついたり、政治発言の場に手話通訳がついたり、
聞こえない人も話の内容がわかるような場面が増えました。
中途失聴になった人は、
それまで聞こえていたものがある日から聞こえなくなるので、
筆舌に尽くしがたい精神的苦痛を味わうといいます。
少数派であるこのような障害を持つ人にも
社会福祉は重要な役割を果たして欲しいと願うばかりです。
要約筆記を学び、社会福祉の歴史を知るうちに、
そういう思いが強くなってきたのです。