ドラマが始まってから、改めて『IS~男でも女でもない性の』の原作漫画を読んでます。




ドラマも漫画も、見やすくてとてもいいよ。


真面目に性を取り上げながら硬すぎず、かと言って興味本位に煽る訳でもなく、FtMの僕が共感できるところが一杯ある。


カムアウトにも使えそうないい作品だよ。






IS見ててふと思ったんだけど、男の反対は女なのかな?


男なら女じゃない?


女じゃなければ男?




男性と女性は、果たして真逆の存在なんだろうか?






性同一性障害の診断基準の一つに、『反対の性別に対する強く持続的な同一感』というのがある。


要するに、ただ「体の性別が嫌だ」というだけでは、性同一性障害とするには不十分ということ。


例えばFtMなら、女であることが嫌という感覚だけじゃなく、男性であるという感覚もあるということが条件になる。




FtMなら、少なくとも自分は女性以外の性別ではないかという思いが、頭から離れないんじゃないかなぁ。


その思い込みがいつの頃からかずっと続いてる状態が、性同一性障害だね。






ここで言う『反対の性別』というのは、便宜上だったのかもしれない。


「男の体をしている人が女(の自覚を持つ)」「女の体をしている人が男(の自覚を持つ)」を、一言で『反対の性別』と言いたかったのだろう。




とは言え、やっぱり『反対の性別』と表現するところに、色んな認識が垣間見える。






性別と言えば男と女の二つである。


体も本人の自覚も男女のどちらかで、どちらかであるとか、どちらかになりたいと思っている。


だから、男女どちらかなら正常だが、それ以外の自認や体、または曖昧な認識は異常=病気である。




みたいな…




性同一性障害の5倍とも10倍とも言われるISの存在をも、遠回しに否定してるよね。


何たって、性同一性障害のガイドラインを作った時に、ISのガイドラインがないことに気づいた国だからね。


申し訳ないけど、まだまだ信用できない。




そんなだからか、数年前、性同一性障害のカウンセリングを背広で受けるなんてFtMも多くて、医者の前で殊更に男性的に振る舞っているという話も聞いたよ。




これじゃ、本末転倒だよなぁ。


いかに男らしいかを見せる場じゃないし、それを医者が見抜けないようじゃ、診断の意味もないと思うよ。


FtMの実態を知って、医者も経験を積めるんだろうしね。






『反対の性別』という表現は、やっぱり違和感がある。


男と女は対極にあるばかりではないと思うから。




性自認だって男女二つだけとも言い難いし、ジェンダーなんて無数のグラデーションだ。




ISの存在を古くから知っているはずの医療サイドが、男女二つのみの性別を大前提にするあたり、偏見を感じるよ。




こんなガイドライン作るから、皆これに合わせて男を演じて、FtMを証明しようとするんだよね。


実際の現場では、柔軟に対応してくれることを祈りたい。








にしても、一体いつになったらIS読み終わるかなぁ。


毎度、泣いてばかりで全然進まない(苦笑)




自慢じゃないけど、1巻の半分読むのに2時間かかったもんね汗汗