なんだろう・・・最終
最後の最後に ご両親が何度も何度も「ありがとう」と
頭をさげる光景がいまでも忘れられない
自宅に帰り 自分の両親に報告をし
名古屋の職場にも連絡し明日から出勤しますと報告
翌日には 職場に戻り ここ数日の出来事が嘘であったかのように
仕事に追われる毎日が始まる
その前に たまに二人で行っていた灯台付近に行ってみた
日も沈みかけ 赤みを帯びた空が暗くなるまで海を眺めていた
もっともっと大きくなろう もっともっと強くなろう
そう決意を固め その場をあとにした・・・
最後に
1年後に ご両親を訪ねたとき仏壇に手を合わせ
それまでの報告をした そのときにお墓の場所を聞いたのだが
なぜか口を濁された なにか事情があるのかもしれないが
それ以上 突っ込んで聞くのはやめておいた
それがご両親とお会いする最後になった
それから引っ越してしまったらしく 消息がつかめない
墓前で報告することは叶わなくなってしまったが
オレはいつも報告している あの二人で行った灯台付近の海
お互いにどんなバイクに乗るのか? 「いまはGPZ900R Ninjaやで♪」
バイクに乗ったら何処に行くか? 「まぁまぁそこそこ色々行ってんで♪」
恋愛はできるのか? 「いろいろありましたがなぁ^^;」
最終的にどんな仕事をしているのか?「いまは夢かなってバイクの整備士やってる」
オレ達はいつ結婚するのか? 「そこそこ適齢期に結婚したと思うよwww」
子供は何人授かるのか? 「おかげさまで2人です♪」
家は買うのか?買えるのか? 「がんばってマンション買ったぞ!」
お前のぶんまでとは いかんかもしれんが がんばってるで!!
これからもっともっと がんばらなあかんわ
もしも輪廻転生なんてもんがあるんやったら また一緒に学校いこうや!
ほな またな!!
おわり
もしも ここまで読んでいた方がいらっしゃるなら ありがとうございました
長文 乱文 駄文にもかかわらず 長々と申し訳ありませんでした
もし気分を害された方がいらっしゃったら申し訳ないとは思いますが
ご自分で処理してください^^;
なぜいまごろ こんなに長々とココに書いたか・・・
最近 忙しさにかまけて 自分を見失っている気がしたんです
そんな時 ふと思い出したのが「アイツ」の事でした
いま また初心に帰る想いで ココに書き留めておきました
勝手ながら誰かのために書いたわけではなく 自分の為に書いたものなので
どうかご容赦ください^^;
なんだろう・・・④
怒りも冷めやらぬまま翌日の葬儀に参列し
ご両親にご挨拶をする ご両親は毅然とした態度で
オレ達にたいし「ありがとう」と一言
ご両親のこの姿勢に 自分はなんて小さな人間なんだ!?と
恥ずかしさを感じながらも やはり許せなかった
大切な親友を奪い ご両親を苦しめ 「わからなかった」で すまされるのか!?
否!!許せないのではなく憎悪・・・
グッと拳を握り締め 爆発しそうになる自分をおさえるのに必死だった
そんななかでも当然 葬儀は進んでいく
スピーカーからながれるアナウンス
「最後のお別れになります」
棺の横に立ち 安らかな面持ちで眠る親友を見て 全てが吹き飛んだ
なんでこんなに綺麗なんだ?苦しかったんじゃないのか?
その顔は昨日とは違い より高貴で崇高なものに見えた
すまなかった オレは なんて汚い命で 最後のお前を見送ろうとしてたんだろう
そう思うと いままでこらえていた涙がドッとあふれてきた
気がつくと 握り締めた拳には血が滲み 膝はガクガクと震え
よく立っていたものだと思うほど 全身を硬直させていたようだった
ひとしきり泣き 最後のお別れというよりも 今日までの報告をした
そして最後に
「お前のぶんまで 精一杯生きるからな!!」
そう告げて 葬儀は終了した
ご両親のお心で火葬場までお供させていただき
骨をひろうことができた
大きな声で笑いあい 小さいながらも大きな夢を語った親友は
無数の小さな白い塊へと変わっていた
もうその時は 怒りも憎悪も恥ずかしさもなにもなかった
オレの心にあったのは 最後に告げた言葉
「お前のぶんまで 精一杯生きるからな!!」
ただこれのみ その決意と夢、希望を真っ直ぐに見据えた自分だった
なんだろう・・・③
自分の家に近づくにつれて だんだん意識がハッキリとしてくる
家に到着し 母親に久しぶりの挨拶をし部屋に座り込んで
落ち着いてから 詳しい事情を聞いてみる
どうやらバイクを運転中に事故にあったらしい
当然 詳しい事まで知るはずが無い
お通夜が翌日・・・
仲のよかった友人達と連絡をとりあい 翌日の段取りをする・・・
その夜 当然ながら なかなか寝付けなかった
お互いに真剣になって将来について話した事を思い出す
お互いにどんなバイクに乗るのか?
バイクに乗ったら何処に行くか?
恋愛はできるのか?
最終的にどんな仕事をしているのか?
オレ達はいつ結婚するのか?
子供は何人授かるのか?
家は買うのか?買えるのか?
・・・・
布団に もぐりこんで思考をめぐらせているうちに眠ってしまっていた
翌日 仲間達と合流し 挨拶をかわす
全員がムリに明るく振舞う必要が無いことはわかっていた
無言ではなかったが 特に会話と言う会話はなかった
ほどなくして○○祭典に到着したが 誰一人車から降りようとする奴はいなかった
全員が全員の気持ちをわかっていたがこのままでは・・・と思い
オレがドアを開けると 全員が同じタイミングでドアを開けた
顔を見合わせ苦笑いをうかべる これが今日 最初で最後の笑顔になった
中に入り 祭壇に飾られた写真が満面の笑みをうかべている
その写真がいつ何処で撮られたものかもわかった
ご両親に挨拶をし 本人の顔を見せてもらう
安らかな顔をしている・・・流れ作業のように淡々とこなし
全員が椅子に座って しばらく微動だにしなかった・・・
それを見かねたご両親が控え室に案内してくれた
控え室で 一言二言会話をかわすも 当然続くはずが無かった
誰が言い出したのかわからないが 帰ることになった
ご両親には失礼だったかもしれないが 全員がその場にいることが耐えれなかった
ご両親に挨拶をし 葬儀に参列することを告げ 車に乗り込んだ
帰りの道中で 詳しい事故状況を友人から聞かされた
場所は泉北1号線 見通しのよい緩やかなカーブ
仕事に向かう為にバイクで走っていて 急にUターンしてきた車に突っ込んだらしい
内臓破裂による即死だったようだ
もちろんUターン禁止道路でのこと
運転者は海外から帰ってきて わからなかったとのこと・・・
いったいどんな言い訳だ!?なんだそれ!?ふざけんな!!!
憤りを感じながらも ぶつけるところがなく悶々とするばかりだった