なんだろう・・・②
当時はマンションの1部屋を寮として使っており
3DKのマンションに先輩と後輩の3人で住んでいた
ある日の朝 いつも通り出勤しようと外にでたら
見覚えのある車が・・・ん? マスター? なんやろ?
マスターはオレ達が住んでいたマンションの近所に住んでいて
たまぁ~に店まで送ってくれる事があった
お♪今日は 送ってくれるんやw ラッキー♪ なんて先輩達と話しながら
車のドアを開け 朝の挨拶 「おはようございまぁ~・・・」と挨拶を済ませようとする
オレ達の声をさえぎるように「おいっっ!!!」 その声に驚くオレ達・・・^^;
どうやらルームミラー越しにオレを見ている・・・ なぬ!?オレかい!?
なんかしたか!?いやいや 何も問題はないはず! なんもしてへんよ!?
しかし そのただならぬ雰囲気に全員が凍りつく・・・いったいなんだ?
マスター「おい!FT!」
オレ「は ははい!」
なんかヤバイことになっている事は伝わってきたが・・・
なんなんだ!?早く言えよ!? こっちはハラハラしてんだよ!!
マスター「こないだ来てただろ!?バイク乗って来たやつ!?」
オレ 「あぁぁ はい なんすか急に・・・?」 (心の声 「は!? それがどないしてん!?」 )
マスター「あいつ 死んだぞ! 今日は仕事はいいから お前実家に帰れ!!」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一瞬 真っ白になった・・・何がなんだかわからなくなった・・・
ん?いやまてよ このオヤジ!冗談にも程があるぞ!!
だいたいが どうやって連絡つけたんだよ!?
マスター「今朝 お前の母さんから電話があって たのまれたんだ!
近くの駅まで送っていくから 早く帰れ!!」
冗談とは思えない・・・だんだん現実味が涌いてくる・・・ いや現実・・・?
そこまで言われても半信半疑と言うか といかく訳がわからない
駅について車が止まって 「早く行け!!」と 言われるまでの記憶がない・・・
無我夢中でチケットを買い 一番早い新幹線に駆け込んだ
座席を確認して座ったまではよかったが 突然 体が震えだした
震えが止まらない・・・冷静になろうとすればするほど 涙がとまらない
まわりから見れば異様な光景だったと思う・・・大阪に着くころには抜け殻になっていた
そこでやっと母親に連絡していなかったことに気づく・・・
公衆電話をとり 受話器から聞こえる母親の声に 少し冷静さを取り戻した
ヤツがいまどうなっているのか いつ何が何処であるのか
とりあえず 一通り聞いて やっと現実に戻った・・・
本当だったんだ・・・・・・
よく考えれば こんな嘘をつくやつなんていない
やっと現実を取り戻した・・・というよりは現実に気づかされたオレは 実家へと向かった
込み合う駅の中 人の声も音も何も聞こえなかった・・・
ただひたすらヤツに会うためだけに歩いた・・・
③へ
なんだろう・・・
なぜか ふと旧友のことを思い出した
小学校5,6年の頃だったかなぁ? 引っ越してきたアイツ
もちろんその頃は 仲良くつるんでたヤツもいたので
あまり気にもとめていなかったが 中学に入るころには
よくつるむようになってた なんかうまがあったのかな?
まぁ趣味も同じだったし(バイクとかネ)仲良くなるのも当然だったかもしれん
中学の卒業旅行に行こうってことになってママチャリで岸和田から琵琶湖まで行ったりしたし
高校も同じ所にいって同じ部活に入って 通学も朝夕一緒www
お互い示し合わせたわけでもないが ほぼ毎日行動を共にしていた
まぁ家が近かったこともあったしね^^;
高校を卒業して それぞれの道を歩み始め ヤツは地元に残り
オレは家業を継ぐために 名古屋に修行にでた
それでもたまにお互い連絡をとりあったりもしていた
「絶対にヤメんなよ!お前が戻ってきてお前にやってもらうの楽しみにしてるからな!」
会話の最後はいつもこのセリフだった
ある日 連絡が入り 「中免とったからバイクが手に入り次第 そっちまでいくで!」
「おおおおーー!!そうなんかぁぁ!!!」とオレ
お互いに中型免許をとってバイクで走るのが夢の1つだったので
いち早く免許をとられた悔しさもあったが 1つの夢を叶えて わざわざ名古屋まで
会いに来てくれる事の方が嬉しかった
それから数週間が経ちアイツは予告どおりやってきた!
CBR400に跨り颯爽とあらわれた 息巻いていたアイツがどんなバイクで来るのだろう?
と思っていたが なかなか無難なバイクを選んだなぁwと思い苦笑いwww
小柄だったヤツが足つきがつま先でギリギリであることに再び苦笑いwww
久しぶりに再開した喜びや近況など 他愛もない話で盛り上がったwww
帰ることなど気にもせず 当然 朝まで語り明かし オレが仕事だった為にヤツは帰路につき
オレは仕事にむかう 店のマスターが たまたま帰路につくヤツを見かけ
「あんな運転じゃ いつか事故するぞ!」と一言・・・・・・
いやいやいや ただ真っ直ぐ走り出しただけやん・・・^^;
バイクのことなんか全然知らんクセになに言うとんねん!と心の中で反論^^;
それから一年が経ち 何事も無く毎日を過ごしていく・・・はずだった
