あの日から地獄が始まった | 俺、スカートはかないよ

俺、スカートはかないよ

1977年、俺は女性として生まれ、2008年6月27日、戸籍上の性別が男に戻った。 俺の人生が誰かの役に立つように、誰かの苦悩を癒せるよう祈りながら俺の人生を残す


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小学校高学年のときに起こった、悲劇について書こうと思う。


それまでのことはこちら




なんとか小学校に入学し、

地域の少年野球チームに入れてもらえた。


最初は男の子だと思って入れてもらったが、
あとから母が

「うちのこ、女の子ですけど大丈夫なのでしょうか」

とチームのマネージャーに密告して発覚w

まあいっかということになり、

そのまま野球ライフを楽しんでいた。


この少年野球チームでのエピソードから話そうと思う。




練習中や試合中に、
みんなでタチションをするときに、

自分だけうまくできなかった。
ユニフォームを濡らしてしまうのだ。


練習が足りんのだ!


と思って風呂場で練習の日々。

でも、できない。




よくみてみると、

チームメイトにある「ち●ちん」が僕にはない。


あ!
あれがまだ生えてきてないからだ!


と思って成長を待った。





。。。2年経過するが、

待てど暮らせど生えてこない。





成長が遅いんだと思って、
母に相談したら苦笑いをする。





「もしかしたら、百貨店に売ってるのかも!!」



当時バブルだったので、

結構な頻度で我が家は百貨店を利用していた。

 

何でも売ってる百貨店にはあるに違いない。



そして、
嫌がる母を引っ張り百貨店めぐりをして、

ち●ちんを買いに行った。


「ち●ちん売り場はどこですか!!??」



苦笑いする店員さん・・・




高島屋、三越、伊勢丹。。。




・・・どこにもない。。。




生えても来ないし、売ってもいない。


何故だ何故だ。
どこにあるんだ。
どうすればいいんだ。



悩みは解消されないまま、

日々は続く。




そしてついに、転機がきた。



小学校5年生のときだ。



何故か胸が膨らんできて、
身体も筋肉ではなく柔らかくなってきて、
ちょっと病気かも、と思っていた。


そしてある日、突然!!
大きい方をもらしてしまったのだ。



母に言えるはずもなく、

その日はパンツを公園のごみ箱に捨てて帰宅。

でも一か月後、

また同じ過ちを繰り返してしまう。



なんたること。。。。



恥ずかしさをこらえて、仕方なく母に告白。


「・・・大きい方をもらしてしまって。。。
実は二回目なんだ・・・」

 



母はにっこり笑顔で





「おめでとう!

大人の女性になったね!」






そういってお祝いのため、五目御飯を作った。






そう、、、、初潮を迎えてしまったのだ。





保健体育の授業で、
そういう第二次性徴の時期があるということは知っていたが、
それは



「女性に起こる現象」



で、自分には関係ないと思っていた。




もしかして、僕の体は女???



その日の夜から一週間、高熱を出して僕は寝込んだ。



病気の始まりだった。


 

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