このブログを立ち上げた理由 | 俺、スカートはかないよ

俺、スカートはかないよ

1977年、俺は女性として生まれ、2008年6月27日、戸籍上の性別が男に戻った。 俺の人生が誰かの役に立つように、誰かの苦悩を癒せるよう祈りながら俺の人生を残す

新井光(あらい ひかる)です。

 

性同一性障害とか、

LGBTという言葉がちらほらと聞かれてきたのは、
2010年くらいからここ数年にかけてのことだと思う。

メディアなどを通して、

いわゆる「セクシュアルマイノリティ(=LGBT)」
と呼ばれる人々の生活や苦悩や葛藤などの認知が広まってきて、

様々な法律などができてきて、

LGBT当事者の人々が持つ悩みが解決できてきているのは、


いろんな才能を持つLGBT当事者の草の根の活動から始めり、

いろんな分野での活躍の場が広がってきたからだと感じている。

 

すごくポジティブな広がりである。

 

性同一性障害(=GID)の戸籍訂正が認められ、

同性婚が認められる自治体が増え、

学校生活における教職員やPTAなどの理解も広がってきたように感じる。



僕もLGBTの当事者だった。
GID(=性同一性障害)で、FTMだった。
 

だった、というのは、

 

今はもう、

肉体も戸籍も望みどおりの性別(男性)で生活し、

子供をもった素敵な女性と結婚もして、

子育てをして家族を得ているので、

 

「だった」という表現をしている。

 


しかし僕は、
心の性別と体の性別の不一致に苦しんだ過去がある。

その黒歴史には絶対に戻りたくない。

と思ってこれにふたをして背を向けてきた。

 

あえてGIDだったことを公表していきる選択は必要ない。

そう思って生きてきた。

 

 

でも、何かに突き動かされるように、

今、僕はこのブログを書き始めた。

 

 

あの日、

肉体と心の性別が一致してない、

ということを突き付けられた、あの日。

当時の小さな僕には、闇しかなかった。

 

 

でも今、あの日の僕に言いたいのだ。

 

 

必ず光はある、と。

 

 

真っ暗闇から抜け出し、

今、ひかりの真っただ中にいる僕にできることは、

 

あの日の僕と同じように、

絶望で闇しか見えない当事者に、

その周囲の人に

 

必ず光はある、と伝えていくことだ。

 

 

そんな思いに突き動かされ、

今まさに葛藤の最中にある人の役に立てればと思い、
このブログを立ち上げた。

僕の人生が、
悩める人の人生において、

一筋の明るい光となることを願いつつ。

 

 

*ツイッターもやってます。フォロミー♪

https://twitter.com/ftm_hikaru

 

 

読者登録してね