新井光(あらい ひかる)です。
性同一性障害とか、
LGBTという言葉がちらほらと聞かれてきたのは、
2010年くらいからここ数年にかけてのことだと思う。
メディアなどを通して、
いわゆる「セクシュアルマイノリティ(=LGBT)」
と呼ばれる人々の生活や苦悩や葛藤などの認知が広まってきて、
様々な法律などができてきて、
LGBT当事者の人々が持つ悩みが解決できてきているのは、
いろんな才能を持つLGBT当事者の草の根の活動から始めり、
いろんな分野での活躍の場が広がってきたからだと感じている。
すごくポジティブな広がりである。
性同一性障害(=GID)の戸籍訂正が認められ、
同性婚が認められる自治体が増え、
学校生活における教職員やPTAなどの理解も広がってきたように感じる。
僕もLGBTの当事者だった。
GID(=性同一性障害)で、FTMだった。
だった、というのは、
今はもう、
肉体も戸籍も望みどおりの性別(男性)で生活し、
子供をもった素敵な女性と結婚もして、
子育てをして家族を得ているので、
「だった」という表現をしている。
しかし僕は、
心の性別と体の性別の不一致に苦しんだ過去がある。
その黒歴史には絶対に戻りたくない。
と思ってこれにふたをして背を向けてきた。
あえてGIDだったことを公表していきる選択は必要ない。
そう思って生きてきた。
でも、何かに突き動かされるように、
今、僕はこのブログを書き始めた。
あの日、
肉体と心の性別が一致してない、
ということを突き付けられた、あの日。
当時の小さな僕には、闇しかなかった。
でも今、あの日の僕に言いたいのだ。
必ず光はある、と。
真っ暗闇から抜け出し、
今、ひかりの真っただ中にいる僕にできることは、
あの日の僕と同じように、
絶望で闇しか見えない当事者に、
その周囲の人に
必ず光はある、と伝えていくことだ。
そんな思いに突き動かされ、
今まさに葛藤の最中にある人の役に立てればと思い、
このブログを立ち上げた。
僕の人生が、
悩める人の人生において、
一筋の明るい光となることを願いつつ。
*ツイッターもやってます。フォロミー♪
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