昨今、自分が給与所得者として会社の中に身を置いて思うのは、「昔は悪かった」と武勇伝を語るアウトロー自慢が“ダサい”と感じられる時代に確実に変わってきているということ。
かつて、義理と人情を背負った不良や男気は“かっこよさ”として扱われていた。昭和の任侠映画の世界観が象徴するような、あの価値観。
けれど、今はもう その延長線にいる人間は“イタい大人”として扱われる。アウトローが時代とともに形を変えて受け継がれてきたジャンルだとしても、その解釈は令和に入って大きく変わってきてると思う。
SNSの普及により、誰もが自分のメッセージを発信できる時代となり、アウトローな行動よりも、自身の成長や努力、個性的な魅力を発信することの方が「カッコいい」と捉えられやすくなっています。SNSを通じて自らを磨き、魅力的に見せることで、多くの人に良い影響を与えることが、現代の「カッコよさ」の一側面と言えるのではないでしょうか?
ここからは、時代に取り残された老人の個人的な話し。
昭和のアウトローの世界では、上下関係は絶対でした。組織の長の命令であれば、善悪を問わず、時には法を無視してでも従う。そんな価値観が当たり前とされていた時代です。
一方、矢沢永吉のコンサートでは、日本ロック黎明期から模索しながらルールを示されて来ました。周囲に威圧感を与える私設応援団の活動、旗振り、特攻服などの威圧行為の禁止。さらに、迷惑となる永ちゃんコールの強要・煽り、そして飲酒入場の禁止。…etc これらは“安心して楽しめるライブ空間”を守るための、公式の姿勢です。
地元の暴走族が会場警備をしていた頃。昭和の不良が「カッコいい」とされた時代を知る自分からすると、もし本気で“昔ながらの伝統”や情熱を継承する私設応援団であるなら、堂々と目立つ場所で、チームの刺繍入り特攻服でも着て貫き通せばいいと思う。それなのに、実際はオフィシャルから注意されないように 目立たない場所で、飲酒を控えて、カラースーツ云々……。その気合いの無さ“中途半端さ”が、何よりカッコ悪い。
本当に“BOSS命”で熱い思いがある ホンモノのアウトローなら、まず 永ちゃん本人(長)が決めたルールに従うのが筋のはずなんですがね(汗)
さらに、送られて来たX上で炎上した例の動画(現在は削除)ですが──
コンサートの風物詩!?公共の通路を占拠して塞ぎ、小さな子どもと手を繋いだお母さんが、迷惑そうに端を歩かされている姿は、“永ちゃんファンの問題”という範囲を完全に超えている!
これは社会的な迷惑行為で、許されるものではありません。BOSSの名前にぶら下がり、そのイメージ。世間の評価を著しく低下させる行為 以外の何ものでもありません。
目立ちたいだけの輩を調子に乗らせたくない。大切なメモリーを汚したくない。その思いがあったからブログも躊躇した。けど、今回ばかりは目を背けるほうが、YAZAWAファンとして、もっと悲しい。
理不尽なモラルより 無条件な愛
TOUR「Do It!YAZAWA 2025」は始まったばかり、今回SNSで騒がれ週刊誌やマスコミに取り上げられて「箔が付いた」と、また勘違いして 全国の会場に出没しないよう、切に願うばかり…
自分達 YAZAWAファンは、世間から
矢沢永吉は ファンもカッコイイ
と言われたいんです!



