リスペクトして…
誰かを思いやる気持ちは、決して大げさなもんじゃない。――
ほんの一言。
ほんの少しの想像力。
ほんの一握りの優しさ。
それだけで救われる人が、確かにいる。
けれど現実は――
誰もが何かを抱え、誰にも見せない問題と戦いながら生きている。
理不尽や誤解、立場や都合で押し潰されそうになる日もある。
だから思う。
世界平和なんて、遠い国の争いがなくなることでも、立派な理想が掲げられることでもなくて。
目の前の誰かを傷つけないこと。隣にいる人の事情を、少しだけ想像すること。
その積み重ねができない限り、きっと世界平和なんて訪れない。
最後のパンの一切れを半分にする気持ち。
一つの果実を分けられる世界なら、争いはきっと起きない。
結局――
世界の縮図は、いつも「人と人のあいだ」
夢と夢の隙間 にあるのだと思う。
おしまい。

