CDを聞くだけでセッション的聴覚が身につく方法4~ベースとメロディの2声編 | FTJS!オフィシャルブログ

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「CDを聞くだけでセッション的聴覚が身につく方法シリーズ」

(まずセッション的聴覚という単語が初耳の方はこちらの記事をチェック)

第4弾の今回は

【ベースとメロディの2声を同時に聞く】

というテーマでお送りします。

音楽は
「メロディ(旋律)」「ハーモニー(和音)」「リズム(拍子)」
の3つの要素が基本になってできていると言われています。


もちろんジャムセッションの世界でもこれは同じ。

でも、セッション的な視点から言うと、
一番大事なのは
【これら3つを同時に聞きとる耳を養うこと!】

例えば、ドラマーはリズムだけを聞きとる耳が
自然と出来上がってしまったり、
ボーカリストはメロディの抑揚には鋭く反応するが、
他の音が比較的聞き取りずらい耳が出来上がりやすい。

などなど、
譜面の音楽やコピーバンドなどをやっている
プレイヤーには、その担当パートによって、
偏った耳が育ちやすいのが、残念ながら事実です。

でも、アドリブのジャムセッションは音楽の全身運動!

運動でいえば水泳のように、
上記の音楽の3要素をまんべんなく聞き取り、
反応する音楽力が必要になります!

そこで、単独ではなく、
【音楽の3要素を同時に聞き取る練習】
が必要になってくるのです。


そこで、ポイントになってくるコツが
【メロディラインとベースラインの2声を同時に聞き取る】
という意識でCDを聞くことなのです!

なぜなら、
メロディラインは自然と
「メロディとリズムを内包しています。」
そして、ベースラインは
「ハーモニーとリズムを内包しています。」

よって、この2声を同時に聞き取るということは、
自ずと音楽の3要素をすべて聞き取っていることになるのです!

実は、全ての音楽は
余分なものを全てはぎ取って行って、
一番シンプルな形にすると、
ベースラインとメロディラインの2つだけになることが
ほとんどなのです!


また、あくまで『同時に聞き取る』ことが大事!

片方づつではなく、
両方が同時に聞こえるように意識することによって、
初めて音楽の全体像が聞こえ、
セッション的聴覚を鍛えることに繋がります。

是非、より楽しい音楽ライフのためにも、
参考にしてみてくださいね。




では、次回もお楽しみに!