体育会系の人が意外と楽器上達が早い理由とは!? | FTJS!オフィシャルブログ

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子供の頃から音楽の英才教育を受けているような
特別な人は除いて。

大人になってから楽器を始めた人を沢山見ていると、
ある傾向が見えてきます。

それは、

『意外と元体育会系の人の上達スピードが早い!』

もちろん、元文化系の人でも、
早い人はいるので、一概には言えません。
(あくまで傾向なので文化系読者の皆さんはご安心を。)

楽器の種類に関係なく、
元体育会系の人は上達が早かったりするのですが、
意外な感じがしませんか?

楽器と言うと、文化系の最たるもの!
なんてイメージが、少なくとも僕にはあったのですが、
その固定概念を見事に打ち砕かれた感じになっています。(笑)

そして、その理由が最近少しだけ見えてきたので、
今回書き残しておきたいと思います。

答えから言うと、

【最小限の力で長時間演奏可能な肺活量があるから!】

肺活量なんて、ボーカリストが管楽器プレイヤー以外
関係ないんじゃないか!?

そう思った人も多いかもしれませんが、
これが結構関係あったりするのです。

実は楽器演奏というのは一つのスポーツだったりもします。

曲によっては、早いパッセージを
1,2分演奏し続けれなければならない場合も
多々あります。

そういう特殊な場合を除いても、
普段の練習にしたって、
数分間同じ姿勢で同じフレーズを
演奏し続けるケースが楽器練習の宿命です。

そこで、やはり
「最小限の力で最大限の効果を出す」
という能力が必要になってきます。

その時、「肺活量」がものを言うのです!

別に短距離走のように、
ずっと息を止めて演奏するわけではありません。(笑)

が、肺活量があると、
同じ動きを少ない労力でこなすことができます。


椅子に座るという行為一つをとっても、
肺活量の無い人は、すぐに背筋などが疲れて、
姿勢が崩れてしまいます。

肺活量のある人は、
一度にたくさんのエネルギーを体中に送れるし、
筋力がもともとあるのも相まって、
ずっと同じ姿勢をキープしやすい
体質となっているのです!

そうすると今度は、「集中力」の話になってきます。

一つの姿勢を最小限の労力でキープしたり、
一つの動きを最小限の労力で続けることができるので、
自ずとできない人より、「集中して」
楽器演奏に没頭しやすくなります!

でも、集中力の持続の差なんて
時間にするとそれこそ数秒の世界だと思います。

ところが、元々時間の無い社会人の方や、
猛スピードの情報の中で生きる現代人の私たちは、
楽器なんて触っている時間がそもそもない!

それこそ1日5分の練習で
少しづつ上達していくしかない状況の人が大半です。


そうすると、この「数秒の集中力の差」が
数年もたつと、意外と大きな差になって
現れたりするのです!

というようなことを、
学者ではないので、
はっきりと証明はできないのですが、
多くの人を見ていて思うことがあります。


なんにせよ、健康のためにも、
少し肺活量を鍛えるような運動をするのは
いいことだったりするので、
運動が苦手じゃない人は、是非試してみて下さいね。



では、

次回もお楽しみに!