起床してリビングに行くと雨音が聞こえる。
大会参加の高揚感などほとんど無いし、もともと参加に消極的だったのに雨って、まるで連休後の月曜朝「あ゙ーだり~仕事行きたくねー」な気分だった。
そんな心境で、どう自分を鼓舞して出発したかは思い出せないが、それでも現地の河川敷グランドに集結したランナー共の車両をみると、ああ、今年もこれで最後のレース、よっしゃ、いっちょがんばるかって思えてしまう。
さらに言えばレベルv4かコンプトレーナーかで悩み、それらをアップで試す念の入れよう。
おっさんのツンデレほど気持ち悪いものはない。
横断幕は例年使いまわしだって去年の俺が言ってた。
集合時間が近づくにつれ雨足が強くなる。
3月初旬の朝9時前、ずぶ濡れだが寒さを感じないほど気は昂っている。
反面、多くは望めない自分の出力に平坦な気持ちでブロックに着いていた。
(グぉー、苦しい、きつすぎる…)
入りはキロ5分24秒、これでは確実に最後までもたん。
これはいかん、5分30、いや、40秒まで下げなきゃ完走すら危ういんじゃないのか?
まあいいや、これはジョギング、気負わずやるか。
ジョギングなど強がり言ってるが、これで前半そこそこ目いっぱい、気を抜けば6分台に落ちそうな勢い。
なんだかんだ去年の俺並みに走れるんじゃないかと淡い期待も若干あったが、甘えた練習内容は現実に確実に反映、堕落は数字に現れるのだな。

