【名前】アルテナ

【初期人材】スヴェステェン

【史実人材】オーティ、ガルダーム、ミルフォース

【死亡】王都攻略戦にて死亡

 

さて、マスターNo2アルテナです。

主人公の盟友にして、オープニングタイトルを飾るキャラクター。そして(たぶん)美女。

人気の高いキャラクターだと思いますが、私自身、最も長い時間を費やしてきたマスターになります。

 

ストーリー上の立ち位置としては、ゴートⅧ世の永久同盟相手として王都攻略戦まで生き残り、かなり主要キャラクターであることがうかがえます。エンディングでゴートⅧ世が生存している場合、すんなりとその傘下に収まったことが語られており、関係性は良かったようです。

 

また、沼地のリザードマンと長年争ってきたことが明記されており、昨日今日リュッセルへやって来たというわけではなさそうです。彼らの出自として考えられるのは、

 

①昔リオーム王家からリュッセル平定のために派遣された入植軍の末裔(関東管領や大宰府みたいな感じ?)

②元々リュッセル土着の豪族か何かであり、リオームとは朝貢関係にあった(倭国と漢みたいな感じ?)

③ハルトが首都であった時代にはリュッセルも首都圏の一部であり、竜騎士はその名残の勢力

 

みたいなところかなと。

竜騎士という兵種は、おそらくリュッセル産のドラゴンを飼いならすという手法で成立しています。この技術は大陸中を見渡しても他に見られず、リュッセル独自の技術であることが見て取れます。これは一朝一夕に獲得した文化とは考えづらく、遡ればかなり歴史は古そうです。

 

アルテナ個人に目を向けてみると、

 

・ビーストテイマーを知らない。

・スヴェステェンに勧められてミルフォースに会うも第一印象が(変な格好だ)

・その際、選択によっては「こんな人どうでもいいわ」と吐き捨てる

・ガルダームを仲間にするために平気で心にも無い大志を語る

・その上でガルダームの話をろくに聞いていない

 

と、かなり奔放な一面が見て取れ、これは殺伐としたイベントが多いデフォルトの中でも異彩を放っています。こんな感じで大陸を四分割するような一大勢力を築けたのは、アルテナ自身が意外と有能なのか、スヴェステェンを初めとする側近たちが有能だったのか、想像が膨らみます。私個人の印象としては、奔放であまり物事を深く考えないタイプでいながら、肝心なところでの判断に間違いが無く天才肌なマスターだったのではないかと思います。シナリオ4の時点では、土着のリュッセルの大半をルーゼルに支配されながらそのルーゼルと同盟を結んでおり、大局のためなら感情に流されず柔軟に立ち回れる一面が垣間見えます。

 

人材たちの話もしていきたいのですが、性能面については次回の記事で触れるつもりなので、今回は各ユニットのキャラクター、立ち位置といった面を考えていきたいと思います。

 

・スヴェステェン

私がデフォルトで一番好きなキャラクターです。アルテナの側近であり、見たところ年は近そうです。おそらくはスヴェステェン自身もリュッセルに根差した貴族の子息で、幼いころから学友のような感じでアルテナとは親交があったものと思われます。アルテナ側からの信頼も厚く、ミルフォースもガルダームも、スヴェステェンのセッティングが無ければ仲間にならなかったでしょう。史実では王都攻略戦の最中に名も無き兵に殺されたとあります。麻痺らされて突撃されたという解釈もありますが、弱点を突かれて死んだのならまだマシな方で、スヴェステェンの事ですからシルバーナイトあたりに突撃されて普通に実力で負けたという可能性も存在します。昔から、性能がパッとしないことと名前の読み方が難しい事、それにアルテナとの漫才のようなイベントで何かとネタになりやすいキャラクターですね。

 

 

・オーティ

明らかにスヴェステェンとの間に実力差のある加入人材です。何らかの用事で15ターンほど遅刻して加入しており、この用事というのが何なのかは議論の余地があります。単独行動で何らかの諜報活動をしていた可能性もありますが、アルテナの口ぶりからすると、本当にオーティの私的な用事のようにも聞こえます。まさか親戚の法事とかでは…

そういえば、色白の顔とすこしふっくらした輪郭で、男性か女性かという点でも割れているようです。これ、実は私の中でも結論は出ていません。というより、小学生の時から現在に至るまで「男か女か」という疑問を一切抱いておらず、「どっちか分からんけどオーティはオーティ」という、謎のイメージで私の中で定着しています。ちなみに、アルテナ、スヴェステェンよりも少し年上なのではないかと思っています。

史実ではゲルニードとの戦いで戦死しています。遅刻してきてすぐ死んでいるので、実はアルテナ軍の中で過ごす期間はあまり長くなかったというキャラクターですね。

 

 

・ミルフォース

アルテナから(変な格好してるわね)(こんな人どうでもいいわ)などと散々な言われようをするビーストテイマーです。

これ、初期配置からもけっこうアルテナから冷遇されていた気配が感じられ、リュッセル全土を支配したシナリオ2でもルグザム火山配置。あろうことか、ムクガイヤと対峙し、南のブレッドとも渡り合わないといけないというシナリオ3でもまだルグザム火山に配置されています。配置というか、たぶん忘れられてます。シナリオ4ではリュッセルの北半分がルーゼルに奪われたことで初めてルグザムから脱出していますが、それでもアルテナのもとには留め置かれず、沼地でガルダームの指揮下に入っています。おそらく、軍に加入後アルテナとは数える程度しか顔を合わせていないと思われます。

よく顔を見ると感情を抜き取られたような目をしていますが、こうした待遇を考えれば仕方ないのかなと思います。

明確に死亡したという描写はデフォルト中にはありません。地味に扱われて地味に生き抜き、結局戦争の決着後はルグザムでドラゴンを育てながら天寿を全うしたのではないでしょうか。

 

 

・ガルダーム

沼地で隠者のような生活をしていたと思われますが、アルテナの

「今大陸は荒れています。あなたほどの魔術師が現状に満足しているはずないでしょう?これはあなたのためなのです」

という、アルテナ本人に言わせればあまり深い意味のない誘い文句に乗る形で加入します。

アルテナ軍加入後は一切喋るイベントも無くどのような活躍をしたのか測りがたいのですが、人材ファイルには「ムクガイヤを恐れさせた」とあり、シナリオ4でもネルザーン砦のヨネア、ゾーマという主力級と対峙しているので、それなりに武名は高かったものと思われます。ちなみにそのシナリオ4では、あのミルフォースとタッグを組んでいます。2人ともアルテナにとっては割とどうでも良い人材同士であり、そういうのはまとめてニーア沼に置いていたのでしょうか。

 

 

以上、アルテナ陣営のストーリー面での考察になります。

次回性能面の考察を行っていきます。