【マスターについて】

 

言わずと知れた、光以外オールAのとんでもないマスターです。

MP180は究極魔法を連打するとしても申し分なく、MPが枯れようが魔力100からのMP回復で簡単に補給できます。

接近して攻撃すれば余裕……と思うところですが、防御力105、アーマー2、スキル2で普通に硬いです。そもそも、生半可な戦術では接近する前に魔法でボコボコにされてしまいますし、勇猛が低く本人が城から出てこないため、突撃の機会も多くはありません。

 

対策としては、楽に処理したいなら基本的に暗殺一択です。CPUは防衛側では自軍の真ん中の城にマスターを配置して厳重に守ってきます。この状態でムクガイヤやエルフォードを処理するのはよほど戦力差が開いているか、無双できるエースユニットでも抱えてない限りは難しいです。

一方、攻撃側では、たとえマスターが魔術師だろうが最前線に配置してきます。初手で攻撃が届くような配置であれば1ターンキルを狙うのがベストです。それが無理でも、勇猛が低くMP豊富なムクガイヤは味方が前線に出た後で後方に居残りがちです。厄介なサルステーネやエレメントが出払った後で、機動力の高い味方で後方に回り込んで暗殺という事も出来ます。

 

こうした暗殺は別に相手がムクガイヤの場合に限らず一般的なマスター処理法なのですが、ムクガイヤは他の方法での処理が極めて難しいことと、本人の殴り合い性能が低く暗殺の有効性が高いため特に優先度の高い選択肢になります。

 

特に、ルートガルト1区を占拠した場合は暗殺の大チャンスです。王都ルートガルトからルートガルト一区への侵攻が起きた場合、両軍の配置が極めて近い状態から戦闘がスタートします。もちろんムクガイヤは最前線に配置されているので、まず精鋭2~3体でルートガルト1区を占領して、次のターンで向こうから攻めさせましょう。

 

ムクガイヤの性能というよりもムクガイヤの倒し方になってますが、それがつまりもうそういうことです。

 

【人材について】

 

・サルステーネ

 

初期人材の中でも最強の一角、というより、たぶん最強です。

多くの場合ムクガイヤによるフル強化を受けており、序盤の平地ではまず負けません。

また、ムクガイヤと別れて方面軍にする場合でもシャーマンによる強化を受けられますし、フライとブラッドサックとMP再生力のおかげで単騎性能も極めて高いです。

実は耐性が薄く、眠りが効いたりします。弱点らしい弱点と言えばそのくらいでしょうか。

 

対処法ですが、戦わないのが一番です。どうしてもムクガイヤ本人を暗殺できない場合は戦う事になりますが、強いて言えばサルステーネは陣営の都合上、味方から孤立しがちです。思いっきり敵から引き離して、魔法や特技の集中砲火で倒しましょう。突撃では、スヴェステェン程度のSランクでは容易にランク差をひっくり返してきます。

 

・ヨネア

 

個人的にですが、ムクガイヤの難易度を大きく下げている要因の一つがこのヨネアとニースルーだと思います。というのも、サルステーネという最強人材を保有しておきながら、ルートガルト港という極めて近い立地(加えて中立もそこまで強力ではない)のエリアを落とすだけで、優秀な魔術師が二人も手に入ってしまいます。

ヨネア自身の能力は、いわばムクガイヤの劣化版のようなものです。基本的にはムクガイヤ本人とは別行動にして方面軍のエース格にしてあげた方が良さが活きるでしょう。耐性が薄いので、前線運用には向きません。

 

・ニースルー

こちらは、能力値の数字で見ればパッとしませんし究極魔法も持ち合わせていませんが、何と言っても光Bが輝きます。回復に優れていながらリカバー、マジックリカバー、フライ等のサポートも兼ねる事が出来るので、極めて汎用性に優れたユニットになります。ムクガイヤ陣営は早い段階でビショップを作ることが可能で、プレイヤー操作のニースルーは中盤以降パワー不足になってしまいがちです。一方CPU操作では、シャーマンが優先しがちでビショップ、セイントを保有していることは少なく、ニースルーが貴重な回復ソースとして立ち回ることになります。ムクガイヤ軍と正面からカチ合う事になった場合は、優先して処理する必要のあるユニットです。

また、魔法が豊富なムクガイヤ陣営だからこそ器用貧乏みたいな立ち位置になりがちですが、他陣営で手に入れることが出来れば魔法に関する悩みを一気に解決してくれます。

 

・ゾーマ ※撮影の都合上、画像はDランクのものとなっています

強いっちゃ強いですが、個人的には微妙です。

ヨネア、ニースルーは、性能そのものよりも加入の早さが売りであり、序盤で一気に他と差をつけられる点が魅力的なユニットだと思っています。その点ゾーマは、性能は良いものの加入が40ターンと遅く、まともにプレイしていれば他ユニットが育ち切った後の登場になります。また、武闘派の魔術師という触れ込みながらHP125、防御51は普通に脆く、耐性もガバガバ、機動力も遅いということで、本当に前線で扱えるケースというのはさほど多くありません。

 

 

・ヤヌーク

生まれた場所を呪うしか無いという人材です。

本人の性能は、まぁお世辞にも強いとは言えません。HP150が割と高いので、せいぜい壁運用でしょうか。魔法でフル強化出来るのでそのへんの中立相手には戦えますが、ヤヌークに回す経験値をシルバーナイトあたりに割いた方が陣営としては強いです。

雇用がかなり優秀です。ケルベロス、ペガサス、ワイバーンという、育てれば強力かつ育てやすいモンスターを雇用でき、しかも自身がビーストテイマーということで操ることが出来ます。

惜しむらくは最寄りのマスターがムクガイヤという点で、わざわざモンスターなど育てずとも簡単にクリアできる陣営に加入することになります。もしこれがフェリル北やミッドウェイ西に配置されたユニットであれば、マスターの難易度を書き換えかねない人材でした。位置が悪かっただけで、普通にかなり優秀な人材です。

 

 

【一般について】

・シャーマン

デフォルト最強の初期配置一般です。

4属性オールBは並の初期人材を凌駕しており、しかも数が揃っているため近づくだけで消し飛ばされます。エレメントは常時5体を維持でき、それぞれがフル強化されて、なかなか倒せません。

何と言っても成長の速さです。強化やエレメントを使っているだけでみるみる成長していく上、MPが枯れてもMP回復でまた成長します。育ち切ったら、

こんな小学生が考えたようなユニットに化けてしまいます。おしまいです。

 

・シルバーナイト

詳しくはラムソンの回で解説したいと思いますが、まぁ凄く優秀な前線ユニットというわけでもありません。しかし、騎馬タイプの弱点はフライ使い放題のおかげで感じさせず、またシルバーナイトに無理させずとも時間を稼ぐだけで後ろがどうにでもしてくれますので、負担が軽いです。正直この枠は、ある程度堅いユニットならデザートナイトでもキャプテンでもドラゴンナイトでも活躍できたと思います。

 

・プリーステス

ニースルーがオールヒールを回してくれている間にマッハで成長しましょう。CPUはこいつを育成して進化させるような立ち回りをしてくることは少ないですが、プレイヤー操作の場合は是非にも育てておきたいユニットです。

 

・ボウマン

一応、います。ゴートより1段階弱い状態で所属しており、あまり役には立ちません

 

・ソルジャー

内政要員として所属していますが、陣営にファイターがおらず増やす手段が無いのが辛いです。内政に力を入れたい場合でも、プリーステス→モンクルートで確保した方が近道でしょう

 

 

 

以上、ムクガイヤ陣営の解説でした。

現在制作中のファーレントゥーガEncoreでも、ムクガイヤのパワーの強さは調整の悩みのタネであり、突き詰めれば突き詰めるほど圧倒的なパワーを持っているのが実感されます。

今回あまり触れていませんが、これに加えてリチムクへの転生まで持ち合わせているという…

まさにデフォルトのラスボスであり、初心者の方でも扱いやすいマスターになっていますので、どうしても高レベルがクリア出来ないという方はムクガイヤやってみてください