【名前】ゲルニード

【初期人材】ジェイク

【史実人材】モーゼン

【死亡】アルテナとの争いに敗れ死亡

 

ここまで紹介してきたゴート、アルテナ、ムクガイヤ、ルーゼル、ラムソンというのは、いずれもリオーム王家転覆の渦中に直接関わった、いわば歴史の表舞台に立つマスターたちでした。ここから先は、歴史の大筋には関わっていないものの混乱に乗じて台頭してきた諸国の勢力になっていきます。

 

そんな勢力の中で最も若いマスター番号を当てられたのがこのゲルニードです。

ちなみに、私が小学3年生でファーレントゥーガをダウンロードした時、最初に選択したマスターでもあります。理由は緑で強そうだからです。Encore主催のゲルニード氏もおおかた同じような理由でしょう。この顔絵見た上で自分も名乗ろうと思うのはなかなか酔狂なことです。私はピーマンみたいな顔だと思いますが、ゲルニード氏は「ミミズみたいな顔」だと思ってるそうです。

 

さて、歴史上のゲルニード、というかリザードマンについて見ていきたいと思います。

元々沼地に生息していた種族ではあるらしいのですが、リュッセルの竜騎士勢力との宿敵関係が長いことがアルテナ側のマスター説明で読み取れます。また、ゲルニード側の説明では、好戦的で周囲の勢力と小競り合いを繰り返してきたことが記述されています。

 

これは私の仮説なのですが、ネルザーン砦というもの自体、このリザードマンに対する備えとして築かれたものではないかと考えています。いわばネルザーン砦と竜騎士団で沼地を挟むような形になっており、このリザードマンというのがいかに人間にとって脅威であり、警戒される存在であったかがうかがえます。

 

また、最下種のリザードマンこそ知能が退化したロック・リーみたいな見た目をしていますが、リザードファイター以上は剣や鎧で武装しているも特徴です。更に言うと、リザードマン系の人材は皆、顔を覆う兜を身に着けているんですよね。「だから何だ」と思われるかもしれませんが、これは貴重な資料です。剣や鎧はギリギリ人間の使っていたものを奪って流用することも出来るかもしれません。しかし兜は明らかに種族間で顔の形が違いすぎます。つまりこの兜は(おそらく兜だけでなく装備一式)、最初からリザードマンの寸尺に合わせて作られたものだという事です。作ったのはリザードマン自身かもしれませんし、人間やドワーフに作らせて取引しているのかもしれません。こういうことからすると、リザードマンというのはただのデカいトカゲのような野蛮種族ではなく、かなり高い知能を持って人間社会と近いような文化を醸成している種族だという事が見て取れます。

 

・ジェイク

これもまた面白いのですが、ジェイクはゲルニードの師匠だと書いてあります。

つまりリザードマンには、年長の者が若い者に技術を伝え、しかもその年長の者が存命の間に若い方がボスになるという、そういった風習があるんですね。ゲルニードがどういう経緯で族長となったのかは分かりませんが、実力が秀でていたのか、血統的なものなのか。どちらにしても、この師弟関係というのもリザードマンが高い社会性を持っている裏付けの一つとなっています。

 

・モーゼン

では、こいつには何があったんでしょうか?

鉄を加工したり、貿易をしたり、師弟関係を築いたりといった種族です。何もなく闇雲に目の前のエルフを殺そうとするような種族ではないでしょう。

加入エリアはちょうど沼地と森の狭間に位置し、おそらくはリザードマンとエルフとの争いで何かしら恨みを抱くことになったのだと思います。リザードマンが好戦的な種族であることは明記されているので、普通に侵略して返り討ちにされて逆恨みしているのか、あるいはエルフがもっとえげつないことをしているか。エルフもエルフで、排他的でちょっと謎めいた生態をしているので、侵略者には残虐な仕打ちも辞さないような、そんなイメージはあります。

 

余談ですが、ジェイクとモーゼンの顔の見分けが私には全くつきません。全員緑黄色野菜のような顔です。