標記大会の主管支部ということで運営をしたのですが、中間のことでやはり参っていたところはあり、選手としての参加はどうしようか直前まで悩みました。しかし、いろいろなことは取っ払って単純に、「あなたは将棋が好きじゃないんですか?」と問われたとしたら、答えは決まっているわけで、選手としても参加することにしました。
対局開始以降は、この日、お手伝いをお願いしたTさんに進行をほぼお任せし、自分の対局に専念できましたが、同組になったO君の独走に対して、壁になるどころか空気、いや真空だったなぁと思わされる状態になってしまい、全く太刀打ちできませんでした。
帰宅後、他の地区の結果がFAXで揃ったので、地区代表選手一覧をとりまとめ、県連役員、県大会主管支部に送りましたが、今年の県名人を争う16名は、この方々なんだと唸らされる見ごたえあるメンバーです。いつか、こうした方々に混じって、県大会というステージで目一杯、指したいなぁと思いました。
私が出場した地区からは、Mさんがアマ竜王戦に続き、県大会進出を決めました。同星決戦になったHさんとの勝負は、地区代表の座を物にするんだという気迫が伝わってきました。私もアマ竜王戦とこの日のアマ名人戦の地区予選に参加したわけですが、地区代表の座を得るのはとても難しいと実感しており、それだけにその凄さを一際感じさせられます。

Mさんを見ていて思うのは、どんな方の将棋も好意的に見てくれますし、将棋に対して軽々しく接するところを見たことがありませんし、誠実だということです。その積み重ねが、花を咲かせているんだと思います。
県大会では、我が地区の代表として、その実力を思う存分、発揮していただければと思いました。