Impurity Part 30 | つぶやきと再創作

つぶやきと再創作

今更ながらブログ始めました。
あまりどこにも書かないようなひとりごとや愚痴、それと思いつきで始めた二次小説をちょこっとずつアップしてきます。

急に結論めいたことを言われたので面くらいながらも答えた。

「それは、、、自分の素直な気持ちを伝えるってこと?」
「はい、このままじゃ、竹原さんにも失礼だし、たぶん、そのうちもっとひどい状態になっちゃうし。そうなったら、きっとお店の人にも迷惑かけちゃう。」
「いや、この際店はどっちでもいいと思うけど。。。」
「そういうわけにはいきません!だって、それで池田さんにも迷惑かけちゃうかもしれないし。。。」

こういうところは真面目な子だった。だから文化祭の委員とかやるのだろう。

「それで、どうするの?もう今言ったとしても、それなりには大変そうだけど。。。」
「そうですよね。。。でも駄目です!ここでちゃんとしたいと思います。」

決意は固まったようだった。かれこれ話始めて2時間は経過している。この時間がきっと、彼女の決断には必要だったのだろう。

「わかった。そういうことなら、オレも何かできるわけじゃないけど、応援するよ。あ、応援っていうのも変か。」
「いえ、池田さんには色々と話を聞いてもらって助かりました。ありがとうございます。」
「いいよ、これくらいならいつでも。」

そういってパッと時計を見るとすでに夜10時半だった。オレはメンテ番なのでまだ仕事をしているくらいだが、さすがに美央にとってはもう遅い。

「石田さん、時間大丈夫?」
「あ、もう10時半!さすがにちょっとまずいかも。。。」
「了解、じゃぁ、支払いしてくるから帰る準備しといて。」
「え、話聞いてもらったのに。。。」
「いいからいいから。これでも石田さんよりはバイト代もらってるから。」


そういって、オレはレジに向かった。さて、美央は一体どうするつもりなんだろう?いきなり竹原に別れ話を持ちかけるのか、それとも。。。

そんなことを考えながら席にもどった。

「じゃぁ、帰ろうか。」
「はい。」

美央は少しだけすっきりした顔をしていた。

「今日はどうもありがとうございました。」
「いや、いいよ。でも、まぁ、すごく悩んでいるんだと思うけど、いいね、なんか。オレなんかバイトばっかりでそんな話とは無縁だよ。」

ちょっと嫌味っぽかったかと思ったが、言ってしまった。

「そんな、池田さんならモテますって。だって、井村さんとか絶対に池田さんに気がありますよ。」
「え?なんで?」
「絶対そうですって。見てたらわかります。これでも私も女ですから。」

ちょっと考えてみた。井村ゆかりとオレが並んで歩く。。。やっぱり想像できない。確かに彼女は、緊張せずに話せる数少ない女性の一人ではあるが。。。

「そりゃないよ。」
「また、そんなこと言ってるとチャンス逃しますよ。」

もうチャンス逃したよ、と言いかけて焦った。当人に言ってどうする。

「ま、じゃぁ、考えとくよ。じゃぁ、気をつけて帰ってね。」
「わかりました。ありがとうございました。

そういて、美央は帰っていった。そして、これからが大変だった。。。。