明治13年、新潟の半分をも

焼き尽くす大火があった



ミオラの店も焼失した



ミオラの失意は言うまでもない

しかし、沈んでばかりもいられない



周囲の応援によって

再び立ち上がった



大火の翌年、新潟証券取引所の前身

「米商会所」の跡地



すなわち現在の地に

ステンドグラスやシャンデリアで

飾られた2階建ての洋館を建設した



これを「イタリヤ軒」と名付けた

(のちにイタリア軒と改称)