由紀と恵美と僕とで話をしていたところに、前田さんから
携帯に連絡が来た。
「 早速来たわね。たかしはどうするの?」
「 どうするのって言われても・・・・・。ちょっと待っ
てて。」
僕は由紀の応えに理解が出来ないまま、前田さんのコール
を取る。
『 神崎君、まず落ち着いて聞いてね。週刊誌に神崎君と
由紀ちゃんの事が出るのよ。事務所としてもどうするか
検討中なんだけどね。』
僕は前田さんにありのまま話す。
「 その事なんですけど。もう知ってます。今、由紀がこ
こに来ていて、直接話を聞きましたから。」
『 そこに由紀ちゃん居るの?・・・・まあそれなら話が
早いわね。事務所としても恋愛は自由にしてるけど、今
回の内容はちょっと問題になってるのよ。かなりマイナ
スの内容になってるから。このままだと周りに迷惑がか
かってしまいそうなのよ。』
その言葉で僕自身は顔が青ざめていたのだろう、恵美が心
配そうな表情をしていた。
「 ・・・・・そうなんですか。なんとかならないんです
か?俺も由紀もホントのところ何も無かったんです。た
またま場所が・・・・。」
その言葉に由紀が反応した。僕はその言葉に唖然としてし
まった。
「 たかし・・・・ごめん。この事ってワザとなんだ。ワ
ザと撮られるように仕組んだの。」
「 なんで?なんでそんな事・・・・・・。」
今までの笑みが消えていた由紀だった。神妙な面持ちで居
た。