時空の歪に消えてから直ぐに情景はある場所に落着いた。そこは広大な荒野が拡がる大地に移っていた。周りのは山も何も見えない平野だけが広がっていた。草木もない荒れた台地。

「 また、マッチした場所に移動しましたね。」

「 ・・・・・ここなら、何も影響ありませんし大丈夫でしょう。」

「 そうですね~。ホントに何も無ければいいのですが。」

2人して神童と魔王との戦いを気にしながら、言葉を交わしていた。飛ばされた後も何事も無かった様に戦いは続いていた。

『 貴方の相方は面白い事しますね。私をここまで運ぶとは・・・・・・。』

「 アイツは関係ないですよ。それにこの場所なら私自信も何も気兼ね無しに戦えますし。気を利かせ過ぎですよ。」

『 そうですか。それなら本気が出せるって訳ですね。なら早く見てみたいものですよ。』

「 焦る事はないですよ。直ぐになってみせますから。」

牽制をしながら闘気を上げてゆく神童だった。ただいっこうに本気が見れない魔王だった。

『 貴方のその本気を見せてもらうお礼に、私の名前を教えて差し上げましょう。』

魔王は余裕の表情で渡り合っていた。その中で名前を明かすと言ってきたのだ。

『 私も魔界ではどうも3王の1人に数え上げられていましてね。それに、私達も礼儀にはうるさいのですよ。』

「 そうですか、それはそれは。なら私の名前も教えましょうか?」

『 礼儀として私から名乗りましょう。私の名はジュラザードと申します。』

「 そうですか、私は神童祈と申します。」

一緒に移動した者が、その名前に反応する。

「 な、まずいですね。あの方がジュラザードとは。」

「 どうされたんです?何か不味い事が。」

「 そうですね、本当に不味いですよ。あの方がジュラザードならこれは止めるべきですね。他の魔王でも不味いですが、特にこの方はとてつもなく不味いです。私も会うのは初めてだったので気づかなかったですが、聞こえてくる情報では今一番ヤバイ相手です。」

「 そんな事言われましても、どうすればいいのですか?」

「 仕方ないですね・・・・・。もう一度貴方の力を解放して、ジュラザードだけ次元に飛ばすしかないですかね。」

そんなやり取りの言葉に反応する神童だった。

「 邪魔はしないで下さい。私の力で何とかしてみせます。」

『 ほ~う、そんな情報がいってるのですか。光栄ですね。私が警戒していないと思いますか?さっきの様にはいきませんよ、私だけ次元に飛ばそうとは。ま、私が気が無くなったら帰りますから安心なさい。・・・・・それまで生きてればですがね。』

余裕のジュラザード。神童の闘気はドンドンと上がっていたが、一向に表情は変わる事は無かった。そんな状況で魔神は考えていた。何か解決策があるかと。



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