激しく2人の戦いは続く。力のボルテージはドンドンと上昇してゆく。次元の切れ間が所々に出来始めていた。それほど強い力同士がぶつかり合っていた。

「 このままではこの場所は崩壊してしまいそうです。」

「 そうですね。このままでは他の次元までも巻き込んで、大変な事になりかねないですね。すみませんが今一度力の解放を許可していただけませんか。」

「 どうするつもりです?」

「 この世界の再構築です。もっとしっかりとしたものに。」

「 ・・・・・・そんなこと出来るのです?」

「 分かりません。自分自身でも出来るような気がしてるんです。何故かは本当に分かりませんが。」

「 そうですか。なら今一度許可しましょう。」

そう言って魔神は、リミッターに手をやる。そして開放しようとしていた時だった。次元の隙間から現れた者がいた。

『 おやおや、これは想像以上ですね。』

黒装束に目を覆い隠すマスクをした者だった。そして魔神に声をかける。

『 大丈夫ですよ。貴方方の力を使うまでもありませんから。』

そう言って戦いの真っ最中の2人の側に向かっていった。

『 王!戯れも程々に願いますよ。』

その者は魔王の前まで瞬時に近寄っていた。

『 お前か!もう少し楽しませろ。私は今、猛烈に楽しいのだ。』

『 それはなりません。貴方様が本気で楽しまれては、この世界は崩れ去ってしまいます。ほら、もう次元の狭間が出来てるじゃないですか。』

『 よいではないか。この世界は私の世界ではないのだから。』

『 なりません。そんな事を以前にも言って、幾つ壊してきたのですか。このまま続けていけば、世界の均衡がおかしくなってしまいます。是非お止めくださいませ。』

そう言い放って、魔王の行動を止めようとしていた。

「 貴方、邪魔ですよ。」

神童が現れた者に言い放つ。するとその者が恫喝する。

『 止めろと言ってるんだ!!聞き分けのない人達だ!』

言葉の波動で2人の動きが止まる。魔王は瞬時に戦いを止めた。

『 これから面白くなるところだったのに。』

『 すみません。お聞き頂きありがとうございます。貴方、これ以上は魔王様は戦いません。貴方もこれで引きなさい。』

神童に向かって言う。神童もその様子に無言でいた。

『 それでは帰りますよ。』

魔王とその者はその場から消えた。今までの戦いが一瞬にして終わった。




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