和解の時。お互いの気持ちがこの数年の生命を受けてから
初めて交わった時だった。
「 愛奈、これからもよろしくね。」
「 それは私も同じよ、夢那。これからはもっともっと話
しようね。」
「 愛奈のやりたい事ってホントは何なの?」
「 私のやりたい事?それはこの前言ったじゃない。」
「 ・・・・・それってホントにやりたい事なの?私はも
っと他にあるんじゃないかって思ったんだけど。」
「 他にって・・・・・。どんな事よ。」
「 そんなの分かんないよ。だって愛奈が考えてる事って
現実的じゃないから。」
愛奈が応募した番組収録の件だったが、そこに現実を重ね
て考えている愛奈が羨ましくも思っていた。
「 私はあの番組できっと何か得るものがあると思うの。
だから、絶対に叶えるのよ。そう、絶対に。」
どこからその自信が来るのだろう。私には考えもつかない
ところだったが、実は昔から愛奈が願った事は尽く叶って
きたのを私は知っていた。
「 本当に大丈夫なの?」
「 うん、絶対大丈夫よ。私を信じなさい。」
愛奈の自信に溢れる表情を見ていると、今度も本当になる
んだろうと感じていた。