どんな夢? | 星の輝き、月の光

星の輝き、月の光

「イケメンですね」(韓国版)の二次小説です。
ドラマの直後からのお話になります。

前回のお話は甘かったのに~・・・今回はこんなんです(笑)


この手のお話は私にとっては、なま物です。

時機を逸すると腐敗してしまう恐れがあるのでその前にアップします。


まあ、クスッとでも笑ってもらえれば・・・


あとは野となれ山となれ~



     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆




「こんなこといいな♪ できたらいいな♪


 あんなゆめ こんなゆめ いっぱいある~けど~♪」


キッチンで後片付けをしているミニョの歌を聴いて、リビングにいたテギョンが飲んでいたコーヒーを噴き出した。


「ミ、ミニョ、何だその歌は!?」


「え?オッパ知らないんですか?日本のアニメの主題歌です。」


「日本のアニメ?」


「はい、ネコ型ロボットが未来からやって来て、ドジな男の子を色々と助けるというお話です。」


テギョンはミニョの歌を思い出す。



   『こんな娘といいな♪ デキたらいいな♪』




おいおい、その男はどんな妄想をしてるんだ?それにあまりにも欲望がストレートに出過ぎた歌詞だぞ。こんな歌が主題歌なんて一体どんなアニメなんだ!?

・・・やっぱり、アダルトか?




日本のアニメなど全く知らないテギョンの妄想はどんどん膨らんでいく。




ネコ型ロボット・・・

女性型アンドロイドがネコ耳つけてるのか?

まあ確かにネコ耳は可愛いが・・・あ、いや、俺はミニョがつけたら可愛いだろうなと思っただけで・・・




テギョンの頭の中ではネコ耳を付けたミニョがニッコリと微笑んでいる。


「そのロボットが毎回ポケットから『ひみつ道具』を出して使うんです。見た目はおもちゃみたいなのとか、薬みたいに飲むものもあるんですけど・・・」




ポケットから秘密の道具?

おもちゃ・・・薬・・・


大人のおもちゃか!?媚薬か!?




テギョンはいつの間にか速くなっている鼓動に気づくと、コホンと咳払いをし、コーヒーを飲みながらミニョをチラリと見た。


「みんな みんな み~んな か~なえ~てく~れる♪」


ミニョは楽しそうに歌の続きを歌っている。


「いいなぁ、私もひみつ道具使ってみたい。」


ため息まじりのミニョの声。




何?使ってみたい?大人のおもちゃをか!?




ゴクンとテギョンの喉が鳴る。




・・・ミニョもずいぶん積極的になったな・・・

今まで考えたこともなかったが、ミニョが望むならなんとしても手に入れなければ・・・

しかしアダルトショップはいくら変装してもちょっと入れないぞ。

となると・・・・・・通販か?

・・・・・・あとでネットで調べてみるか・・・



「ジェルミがDVDを貸してくれたんです。まだちょこっとしか見てないんですけど、面白いですよ。色々と教えられることもあって。オッパも一緒に見ませんか?ああ、でもオッパはアニメなんて見ませんよね・・・」


何となく残念そうなミニョの声。

ジェルミのヤツ、一体ミニョにどんなDVD貸してるんだ!とは思ったが、ミニョの歌っていた歌詞がテギョンの頭の中でぐるぐると回っていて、ジェルミへの怒りはどこかへ飛んで行ってしまった。



   『こんな娘といいな デキたらいいな・・・


    ・・・あん あん あん とっても大好き・・・』




ネコ耳つけたアンドロイドが、男の『こんな娘としたい!』という夢を叶える為に、ポケットからいかがわしい道具を出し、あ~んなことや、こ~んなことをした挙句、最後には 「あん・・・あん・・・大好き・・・」って言わせる・・・

これってどう考えてもアダルトだよな。

ミニョ、そんなアニメを一人で見ていたのか?教えられることもあるって・・・そこからどんな凄いことを学んだんだ?

一緒に見ようって・・・そんなものを見たら俺だってきっと我慢できないぞ!


・・・・・・俺を誘ってるんだな?

俺と一緒に見て、二人で燃え上がりたいということか!




テギョンの口に隠しきれない笑みが浮かぶ。


「あーそうだな、まあ、興味はある、かな?」


「やったー、じゃあ今から早速見ましょう。」


ソファーに座ってテレビをつけるミニョ。


「今?まだ昼だぞ?明るいぞ?・・・いいのか?」


「え?」




これもアニメの影響か?夜でももう少し明かりを暗くして下さいって恥ずかしそうに言っていたミニョが・・・




「あ、いや、何でもない。」




気が変わらないうちに・・・




「ん?オッパ、どうしてそんなにくっついてくるんですか?手も肩に回してきて。」


「この方が次の行動に移りやすいからに決まってるだろ。」


ん?と首を傾げるミニョの肩を抱き、しっかりと身体を引き寄せるテギョン。




昼間から・・・ソファーで・・・ミニョと・・・フッフッフッ・・・




「さあ、早く見るぞ♪」


テギョンは浮き立つ心を抑えられなかった。



。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆


はい、失礼しました~




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