学習指導要領の改訂は、
時代の要請や過去への反省から
定期的に行われてます。

その際、新しく重視される視点が
特定のキーワードにのせて語られます。

中央教育審議会(中教審)の平成20年答申で示された、
「言語活動の充実」というキーワード。

最近は、新しいキーワードである
「アクティブラーニング」に押されて忘れがちですが、
言語活動の充実なくして
アクティブラーニングは成立しないようにも思われます。

一昨年には、文部科学省で言語活動の検証改善のために
言語活動の充実に関する意見交換が実施されており、
そこで、アクティブラーニングにも触れられています。

また、「授業の中での言語活動の位置付けを
一層明確化していく必要がある」とあります。

そんな「言語活動」ですが、
そもそも、言語活動の充実とは何なのか?

個人的には、音楽科の授業における
言語活動の充実・・・には、
どうも、何か、ひっかかる。

音楽の授業は、基本的に
「アクティブラーニング」だと思うし、
だからこそ言語活動の必要性も理解できます。
ですが、ひっかかってしまうのです。

音楽の授業と「言語活動の充実」、
きちんと検証されないまま、
忘れ去られていきそうな気がする今日この頃ですが、
どうなのでしょう?

つづく。