造花の枝ものは、そのまま使わずに葉の向きを整えてあげましょう!
お店で並んでいる造花を買ってきて、そのまま使っていませんか?
長さを調節するために下の方を折り曲げたり、ワイヤーをペンチで切ったりすることはあるかと思います。
ですが、造花がワイヤーでつながっている場合は、枝を広げたり、曲げたりすることができます。なので、自分の好きな形に枝ものとして形を変えることができるのです!
造花は、花材屋さんに到着するまで箱詰めされています。だから、箱におさまるようにお行儀よく葉が広がらないような姿になっています。
お店で販売されるときも箱から出した造花をそのまま花筒に入れて並べられます。その方が場所をとらずにすむからです。
だから、ギュッとおさまっていた造花の枝や葉を動かしていのちを吹き込んであげるのです。
ただ、挿しただけの造花のシキビ
これを一枝ずつワイヤーの枝を広げていくと、造花の葉がお日様にあたっているようにのびのびと広がった姿になります。このひと手間を加えるだけで、造花だけど生き生きとしてきます。
*造花なので、全ての葉が思い通りに動かせるわけではありませんが、動かした方が見栄えが良くなります。
さらに、枝の筋を見て、かっこよく見える向きを探します。
いけばなでは、「風が通るような間」という言葉で表現されることがあります。
*買ってきたばかりの枝ものを花筒に挿しただけのものは、いきなり枝や葉を広げるのではなく、始めに枝ぶりを見ます。
「どの方向から見たら、枝がかっこよく見えるのか?」
正面の向きを探します。
正面の向きを決めたら、枝や葉の向きを動かしていきます。お日様に向かって上へ伸びていく姿に枝や葉を広げていきます。枝先も少し持ち上げるように動かして、枝ぶりを楽しみます。茎もまっすぐではなく親指の腹で緩やかに曲げていきます。いけばなでは、これを「ためる」とも言います。
家では、花筒代わりに細長い花瓶を使って枝や葉の調整をしています。
造花の枝ものを使う時は、長さを調整することも大切ですが、ワイヤー部分を広げて、造花をいきいきとさせてみてくださいね(^^♪
お墓に供える造花に関する記事は、こちらの記事もご参照ください。
枯れないお花(造花:アーティフィシャルフラワー)やプリザーブドフラワーを使ったお花の制作依頼に関しては、こちらの記事をご覧ください。
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