造花もいけばな風に枝をためてから花を組んでいきましょう!

 

 

お店で販売されている造花を見た目で気に入って、購入したものの、花の長さが短かったり長かったりして使いにくいと思ったことはありませんか?

 

 

そんな時は、まず、長さを決めましょう‼

 

 

選んだ造花の中でどれを一番長く使いたいかを選ぶことから始めます。

実家用に今回準備した造花の中で一番長くしたいのは、シキビ

 

シキビを背景にして、その周りにつなぎのシサルスプレーをおいて、それからポイントの花(カサブランカとピンクッション)を置いていこうと思います。これは、毎回そうではなく、選んだ花材によって変わっていきます。

 

 

シキビの長さよりも高くならないようにシサルスプレーの高さを調整します。

 

真っすぐさせば写真のようになりますが、これではなんか機械的で冷たい感じがするので、ワイヤーの枝部分をいけばなでも使われている技法。「枝をためる」ひと手間をくわえます。生花の枝ものでは、「ポキッ」と折れてしまうことがあるのですが、造花は折れる心配がないのでその点は、安心です(^^♪

 

 

*「枝をためる」とは

枝をもって曲げたい箇所を両手の親指の腹を使って、少しずつ力を加えて茎にくせをつけていきます。優しくしごいて(くせをつけて)枝を曲げて美しい姿になるように形を作る作業のことを言います。

 

 

 

 

シサルスプレーの茶色の茎部分の枝を少しためて楽しんでみました。真っすぐの棒立ちよりもシサルスプレーの造花の見た目に柔らかい印象がしませんか?

 

 

いけばなでは、背の高い枝ものは見た目の立ち姿を意識していけることがあります。墓花と言えども花筒を目の前にすると、ついいけてしまう・・・なんて、ちょっとマニアックかな?

 

 

墓花は、個人的な気持ちなので難しいことは考えずに心を込めてお花をお供えすれば大丈夫です。ご先祖様は、お墓に足を運んでくる気持ちが一番嬉しいはずだから、あなたの気持ちを届けることを優先して考えてくださいね(^^♪

 

 

 

お墓に供える造花に関する記事は、こちらの記事もご参照ください。

 

 

枯れないお花(造花:アーティフィシャルフラワー)やプリザーブドフラワーを使ったお花の制作依頼に関しては、こちらの記事をご覧ください。

 

 

 

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