ブーケの花材
イメージに合わせた花材の購入が、ブーケづくりの一番の要かもしれません。色、形、種類も様々。その中から花嫁様の姿を頭でイメージしながら花材を一つひとつそろえていきます。ポイントにしたい花。姪っ子の場合は、コンセプトの「シンデレラ」は、白・水色・ピンクのバラ。「美女と野獣」は、赤・白のバラ。どちらも“バラの花”をポイントの花として選ぶことにしました。
④~⑥
④イメージに合わせて花材をそろえる
・7月下旬ーブーケ用の花材購入
送っていただいた写真をもとに花嫁様のコンセプトに合わせたブーケの構想
⑤制作
⑥試作ブーケを確認してもらう
・8月初旬
資材屋さんも1か所で見つかればラッキー、色合いや花材の質感が納得できるものを探すために2~3か所回ってみることもあります。姪っ子の時は偶然にも、関西方面と福岡に用事があったので、大阪と福岡の資材屋さんで花材を調達することができました。
例えば、同じ赤色のバラを探すにしても色・大きさ・質感などイメージに合うものと合わないものがあります。カタログでも取り寄せできないわけではありませんが、花材を作るメーカーごとに特色があるので、自分の目で確かめないことには、そろえることが難しいのです。かといって多めに準備するのも少なく足りなくなっても後が困ります。適量にそろえることを意識しながら、リボンも合わせられるものを探します。それでも全部をそろえることができませんでした。あと少し何かが足りないのです。
作ってみて足りない時は、地元の鹿児島や宮崎の資材屋さんに足を運ぶこともあります。思い描く花材をそろえることさえできたら、できたも同然なのですが、そのイメージ通りの花材を予算内に収めて見つけだすことは結構難しいことです。私の場合は思い通りのものが見つからない時のほうが多いので足を運んで資材屋さん巡りをするようにしています。
*それでも思うような花材が見つからない時は、どうする?*
資材屋さんにある別の花材でイメージしなおします。携帯に送っていただいたドレス姿を片手に店内をウロウロ、花材を持ち歩きながらあれこれと合わせて構想を練り直していきます。今回も何度も何度もイメージを練りなおしながら花材を選びました。最終的に選んだポイントは、ドレスに合わせた色に特化して考えなおしました。白いドレスには赤バラのこの色。水色のドレスには白バラのこの色。という風に選びましたが、どちらも本数が限られていたので、さらに合わせられる色を探していきました。ピンク色も候補に挙げてはいましたが、思うような色合いではなく断念。このようにして、今回は、色合わせから花材を選定していきました。
イメージに合わせた花材をそろえることさえできれば、あとは制作。制作は1週間~2週間。花材を短く切ってワイヤー処理を施す作業で1日。組み立てに2~3日。1度作ってしばらく置いて、頭の中をクールダウンさせてから修正箇所を見極めていきます。しばらく置いて眺めることで気になる部分をくまなくチェックすることができます。私が依頼されて一番時間をかけたいのは、この場面かもしれません。急いで作ったら、1日ですることも可能ですが、気持ちがそのまま作品に表れてしまいます。
「これから新生活を送る花嫁様に幸せになってほしい」
と思う親心を込めて、制作します。
今回の場合は、姪っ子との再会の日にブーケを渡したかったので、かなり急ぎました。それでも、クールダウンの時間が必要なので、連日連夜、時間を見つけて下準備を重ねて、応援エールの気持ちをブーケに託して、手渡しできる日程に間に合うように頑張りました。
姪っ子に送った確認用のブーケの写真がこちらになります。
(シンデレラ)
(美女と野獣)
姪っ子にこの写真を送ったところ、「OK!」の返信が来たので、あとは仕上げです。花の位置を修正しながら、リボンの巻き上げ作業、ブーケを持ち帰りやすいようにコンパクトにまとめてセットしておきました。今回は2つ分のブーケとブートニアですので、移動中も壊れないように、式当日も、挙式後も長く飾ってもらえるようにと想定しながら、セットしました。
⑦~⑨
⑦仕上げ
⑧ブーケお渡し
・8月中旬
⑨前撮りおよび結婚式当日
・9月中旬・9月下旬
2019年9月から、ホームページでブーケ専門店を始めました。今後ともよろしくお願いいたします。
(ホームページのアドレス)
https://fs-lazili.com
暮らしに花を、生活に彩りを、趣味から広がる
「花」のある生活を応援する
ラズリィフラワーは、
鹿児島県志布志市の
フラワー教室
&
オーダーブーケ専門店です。