3回目のアロマワックスサシェ作り
毎年、地域の講座の中で声をかけてくださる主催者様。心より感謝の気持ちでいっぱいです。
鹿児島県志布志市松山地区 2019年度生きがい講座「草木花教室」の皆様、ありがとうございました。
「生きがい・・・」と講座名があるので、参加者様も私と同年齢か、母の年齢の方と幅の広い、人生の先輩方が12名ほど、大先輩方になると80代後半の方、さらに90代の一人暮らしの方まで市の巡回バスに乗って来てくださいました。本当に頭が下がります。一人暮らしでしっかりされている姿が心に残りました。
「今回作るアロマワックスサシェを11月にある松山の文化祭で飾りますからね~」
と、担当の方から」挨拶があり、ちょっと気が引き締まる思いで始まりました。
「14人分で」
ということだったので、材料も気持ち多めに準備していきました。
今年度は、手軽に体験出来て楽しめるアロマワックスサシェの出番があったので、いつ声をかけていただいても対応できるように花材、アロマ、ワックスの準備をして、少々の人数変更にも対処できるように、していたので、準備も慌てることなくできました。
作り方説明をした後にそれぞれ材料を選んでいただきました。大先輩の方は、講座担当の方が好きそうな花材を選んだものから作っていましたが、そのうちご自分で花材を選びに席を立ってきてくださいました。ワックスを流し込むときも、最初は、
「ほかの人を見ながらするから、後でいい・・・」
と言われていましたが、2個目のアロマワックスサシェづくりになると、型も花材もご自分で選びに来てくださったので、うれしかったです
初めてのことは、躊躇することが多いと思います。生きがい講座に参加される方たちなので、そこのところは柔軟性があって、初めてのことでも
「やってみよう!」
と思ってくださる気持ちがあるのかもしれません。私も常々、そうありたいと思います。
選んだ型に花材をレイアウトしているところ
パズルのピースをはめ込むように、選んだ花材をレイアウトしていきます。この時間は、自分だけのイメージの中で決めていきます。好きな花材。好きな色。選ぶこと。決めること。全て、自分ですることです。
この時間は、自分だけの時間。誰かにやってもらうのではなく自分ですること。いくつになっても楽しめます。このようなワクワクする時間を楽しんでいただけたら嬉しいです。
ワックスを流し込んでから、固まるまでの間に花材を配置していきます。これは、何分後とか測れるものではなく、自分の目測で始めていただきます。ワックスが高温の時に花材を配置すると沈んで、見えなくなってしまいます。周りのワックスがうっすらと固まり始める瞬間を
「じーっ」
と、待ちます。この時間が非常に長く感じます。ひたすら見ながらタイミングを待ちます。
「もうそろそろいいですよ!」
と声をかけた方もいましたが、ワックスを順番に入れていったので、あとの方は周りの方の様子を見ながらしていただきました。ゆっくり配置すると
「あとちょっと入れたい!」
と思ってしまい、最後に慌てて入れてしまうとワックスが波打ったままの状態で固まってしまい、表面の凸凹感がそのまま残ってしまいます。もちろん固まった後では、表面が固くなってもう何も入りません。
おかげさまで?今回の体験ワークショップでは、初めて作られる方がほとんどです。みんながみんなばっちりできるわけではありません。そんな時は、そのままでは持って帰っていただくことはしません。私ができる範囲ですが、手直しとフォローをさせていただいております。波打った部分とかあと少し足したかった花材があった場合は、お預かりしてある程度、修正できるようにもなってしまいましたこれも、何回か体験させていただいたたまものです。楽しかった思い出とともに自宅に持ち帰って飾っていただけたら幸いです
アロマの優しい香りに包まれて作る、アロマワックスサシェの体験ワークショップを心から楽しんでいただけたようで、担当の職員の方が、
「いつもより目の色が変わって、いきいきしてましたね!」
という一言が、何よりも元気パワーをいただいて帰ることができました。
来月も、講座を担当させていただくことになっています。皆さんに楽しんでいただけるものを準備していこうと思います。
アロマワックスサシェ完成品
2019年度生きがい講座「草木花教室」の皆様は、明るい色、はっきりした色を好まれて作られていました。自宅に持ち帰ったときに映える色だと思います。
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