セイバーメトリクス的に王貞治の記録を上回る打者はいるか?ということで今回は、メジャーリーグオールスター選手のイチロー(Mariners)を取り上げてみます。

セイバーメトリクスで選手を評価した場合、どうしても長打率がいい打者が上位に来ますので、イチローのような選手は評価が低くなる傾向にあります。また、イチローは四球が少ないので、打率に比べて出塁率も低くなってしまいます。
本塁打、四球が少ない分、安打数と盗塁などでどこまで稼げるかということがポイントとなります。

今回は昨季末までの、日米合算の数値を算出してみました。

<基本的な通算成績>
安打  2,870本
本塁打 185本
打率 .342
打点 956
出塁率 .398
長打率 .473

<セイバーメトリクスの指標>
OPS 0.871
RC27 7.45
SecA .261
TA .901
(指標の説明はリンク先を参照ください。)

通算打率.342ってすごいですね。
やはり四球が少ないので、IsoD(出塁率-打率)が、.056(王貞治は.149です。.100程度がトップレベルです。)、PA/BB(1四球あたりの打席数)が13.01というのは低いですね。
SecAも3割をきってしまっていますが、王貞治が.594です。
一方、TAはオールスター級であるといわれている9割台にのせていますので、さすがという感じですね。

オリックス時代と比べるとメジャー入団後は、数字が悪くなっています。
OPS 0.943 → 0.861 
RC27 8.61 → 6.59
SecA .321 → .215
TA 1.027 → .809

日本にいるときの成績が素晴らし過ぎるという感じでしょうか?

今季は成績的には過去を下回っていますが、唯一盗塁の成功率が、通算.826→今季.919と上昇しています。そのほかもこれから上昇していくものと信じています!

なお、敬遠四球は、オリックス時代98→メジャー115と、メジャーの方が多くなっています。これってすごいことですよね?

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