今日は日ごろ出入りしている花市場の花まつりです。毎年恒例で雨が降るという不思議なイベントです。
エントランスには昨日の夜に花屋さんが苦労して飾りつけた花がありまして、今年は秋を感じさせる素晴らしい作品に仕上がっていました。
ステージ上では先輩花屋さん御三方が華道・フラワーデザイン・ガーデニングのパフォーマンスを披露されています。特に中央のグラスランズ・野田貴史さんは昨年と今年と2年連続でジャパンカップ九州予選のグランプリを獲得されたすごい先輩です。その華麗な技に会場のおば様方はうっとりと眺められていました。
さて、私はそのパフォーマンスをゆっくり眺める時間はありません。
会場内でアレンジ教室を2回、寄せ植え教室を2回の計4回の講師を担当しているからです。
今年は教室は会場のいちばん奥で開催されたために、マイク設備が整っていなくて説明にかなり苦労しました。上の写真のいちばん先にあるスピーカーから会場全体に説明が響き渡るというアホな体制になっていたので、関係ないお客様にまで私の説明が流れっぱなしになるという意味不明な展開なうえに、あまりにも市場内の反響音がひどくて(市場って完全に箱型なので反響がすごいから)私の声が聞き取りづらかったようで受講中のお客様からマイクをやめろと言われてしまう始末。
人に講師をお願いしておいてその環境を整えないお粗末な市場の仕事に失望しつつも、与えられた役割は最後まで果たしてきました。たぶん来年同じように講師の依頼が来ても絶対にしないとここに断言しておきます。
ただ、参加してくださったお客様や小学生からは楽しかったとお言葉を多数いただきました。カーネーションでプードルを作るという教える側も作る側も難易度が高い課題でしたが、みなさんとても上手に作れていて私も安心しました。
市場の職員さんとか生産者さんとか、あまりイベントに慣れていないので想定が甘いというのはある程度仕方ない事ではあります。しかしそれでもちょっと考えればわかるだろ・・・という点では反省が必要ですし、後日行われるであろう反省会ではそのへんをちゃんと指摘しておこうと思います。
いやー、このブログを書いているこの時間帯、信じられないくらい疲労を感じている私がいます