チューリップとかなんとかでバタバタしていましたが、気が付けば今年最後の小原流天草支部の研究会となりました。忙しい中でも稽古はちゃんと行っていたので、それなりに自信を持って臨んだ今回です。
講師の先生は淡路支部からお越しの松井博士先生で、天草支部へは二度目のご来訪となります。先生の解説は親切丁寧、そして花に関する知識の深さが素晴らしい博識な方だなという印象です。
さて二級家元教授のお題は秋らしく野いばらとキイチゴ、白小菊を使った写景盛花自然本位です。今年はこの写景ばかりやっていたような印象がありますね
今回の作品はこのようになりました。実は主枝の左にもう1本太めの枝を挿していたのですが、松井先生から取り除かれたうえで95点の準優秀花をいただきました。
先生の寸評ではキイチゴの葉が見えすぎるきらいがあるので、その手前に1枝挿して藪の中からキイチゴが見える・・・というような風情をもっと出してほしいとのことでした。その1枝があるか無いかで作品の出来ばえを左右するんですから、やはり生け花は奥が深いものです。全体的にはまぁよくできたという評価でしたね。
これにて今年の研究会は終わりです。今年は2級家元脇教授から1つ上のクラスへ進級しましたが、お題が難しくなる一方でとても勉強になったなと実感しています。この1年で写景のなんたるかが少し掴めたような気がします。来年はさらに新たな課題に挑戦していき、さらに腕を磨きたいと思います。