実は昨日の夜はお悔やみへ行っておりました
高校時代の友人N君のお父様が亡くなられたと連絡があったので、熊本市内まで車を飛ばしてお通夜に参列してきたんです
(うちから斎場まで渋滞込みで1時間40分もかかりましたが)
N君とは高校を卒業してからは数えるくらいしか会っていませんが
数年ぶりに再会しても昔と同じように軽口を叩き合うような関係です
男の友情ってそんなもんです
さて、お通夜に行くということはN君には内緒にしておきました
別に内緒にしておくような事ではありませんが、共通の友人が連絡役を買って出てくれていたので
N君との直接のやり取りはしなくて良かったんです
厳かにお通夜の式は進行し、いよいよ焼香です
遺族席からいちばん遠い焼香台で焼香し、遺族席の前へ進み出ます
お母様の横に座って焼香が済んだ参列者一人一人に丁寧におじぎをしているN君
そんなN君は私の姿を見た時に、とても驚いたような表情をして小さくつぶやきました
『とがおくん、ありがとうね』
読経が続く中、N君の言葉ははっきりと私の耳に届きました
どっちかというと憎まれ口を叩く事が多く、若いときは(今でも)ちょっとやんちゃなN君ですが
彼のそんな素直な心情に触れると、彼の心の内を想って涙が出てきました
式の中で印象的な言葉がありました
『今の別れがつらく悲しいのは、かけがえの無い出会いがあったからこそ』
なるほど・・・と心から思います
素晴らしい出会いであればあるほど、別れがつらくなるのは必定
悲しみを感じるのは、そう悪いことばかりじゃないのかもしれませんね
式も終わり、他の同級生の友人と斎場の前で歓談しているとN君がやってきました
『とがおくんの花屋に(葬儀用のスタンド花を)注文してないのに、わりーね』
『こんな遠くまで頼まれても持ってこねーよ』
何年経ってもN君は相変わらずです
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