Sonnar 50mm F1.5 /F2 の魅力 | 空は見れど

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日本中をスナップした映像を載せて行きます

Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm F1.5 / f2

まずは描写を見てください。

 

Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm F1.5 Black Nicel

 

Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm F2 Black Nicel

 

Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm F1.5 Black Nicel

 

レンジファインダーカメラ全盛時代に標準レンズとして君臨したSonnar 。

1眼レフ時代にはバックフォカースの問題からガウスタイプのレンズが主流となり、現在も

数少ないレンズですが、私は大好きなレンズの1つです。

Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm F1.5(ブラックニッケル)

1932年に世界初の大口径(F1.5)標準レンズとして登場した歴史的銘玉です。 

天才設計者ルートヴィッヒ・ベルテレによって設計され、当時のライバルであったライカのレンズを性能で圧倒するために開発されました。 

レンズ構成3群7枚という非常に特徴的なゾナー型構成を採用しています。 

貼り合わせの多用: 当時はまだレンズコーティング技術が一般的ではなかったため、空気とレンズの接触面を減らして反射(フレアやゴースト)を抑える必要がありました。ベルテレはレンズ同士を「貼り合わせる」ことで、空気との接触面を最小限に抑えつつ、F1.5という明るさを実現しました。

高い描写性能: 中心部の解像度は現代の目で見ても非常に高く、かつ周辺部は適度に柔らかいという、ポートレートに最適な描写特性を持っています。

時代と共にレンズの銅鏡の形状も変わっていきます。描写もご覧ください

 

戦前モデル (1932年〜):

初期は「ニッケル仕上げ」や「ブラック/ニッケル」の鏡胴でした。

1933年製モデル(ノンコートモデル) 1932年は絞りがF8までしかないタイプがあります。

このモデルはF16まであります。

初期は「ニッケル仕上げ」や「ブラック/ニッケル」の鏡胴でした

 

 

 

 

1930年代後半からはクローム仕上げが主流となり、第二次世界大戦中の1940年頃から反射防止の「Tコーティング」が施された個体が登場しました。

1934年製モデル Tコーティング付き

 

 

 

Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm F1.5(ブラックニッケル)。

1935年製モデル Tコーティング付き

 

 

 

ブラックニッケルの後にクローム仕上げや軽量なアルミ鏡胴が登場しました

 

 

レントゲン用のレンズも登場

Carl Zeiss Jena R-Sonnar 50mm F1.5 (RF Contaxマウント)

通常のゾナーとは一線を画す、戦後東ドイツのカール・ツァイス・イエナ(Carl Zeiss Jena)が製造した極めて特殊なレンズです。

ここでの「R」は、一般的に「Röntgen(レントゲン)」の頭文字を指し、もともとX線写真の間接撮影用などの特殊用途向けに設計・転用されたレンズであることを示唆しています。

 

通常のSonnar 50mm F1.5と外観は似ていますが、中身や用途が大きく異なります。

* 光学設計の最適化: 通常のゾナーが無限遠から近接までをカバーするのに対し、R-Sonnarは特定の近接距離(レントゲンスクリーンの撮影など)で最高の解像力を発揮するように補正されている場合があります。

* ヘリコイドの有無: 多くのR-Sonnarは固定焦点(ヘリコイドなし)の鏡胴で発見されますが、一部の個体は後年にカメラ愛好家や工房によって、Contax RFマウントやライカMマウントのヘリコイドに組み込まれ、一般撮影用に「改造」されています。

* 描写性能: 特殊用途向けのため、開放では通常のゾナー以上に独特な収差や「滲み」が出やすく、非常に個性的なオールドレンズ描写を楽しむコレクターに好まれます

他のRF ContaxのSonnar 50mmの描写とは異なりボケが独特です

 

 

 

Carl Zeiss Jena Sonnar 5cm F2 (ブラックニッケル)

1930年代に製造されたContax I型(ブラックコンタックス)向けの標準レンズです。

このレンズは、クロームメッキが普及する前の1930年代前半(1932〜1934年頃)に主流だった「ブラックニッケル」仕上げを採用しています。

光学系: 3群6枚のゾナー型構成で、ノンコート(コーティングなし)のレンズです。空気との界面を減らすための厚い貼り合わせレンズが特徴で、当時のライカ用レンズ(Summarなど)に比べてフレアに強く、高いコントラストを実現していました。

外観: 鏡胴の大部分が黒塗装され、指標やリングの一部にニッケルメッキの黄金色がのぞく「黒と金」のコントラストが、クラシックカメラファンの間で非常に人気があります。

描写: 開放では非常に柔らかく繊細なボケ味を出しつつ、中心部は芯のある鋭い描写を見せます。ノンコートゆえの淡く美しい発色も魅力です。 

ブラックニッケル版は、後のクローム版(Contax II/III用)に比べて生産数が少なく、市場では希少品として扱われます

 

 

 

 

Carl Zeiss Jena Sonnar 5cm F2 (ブラックニッケル) ラッパのようなレンズの銅鏡タイプ

 

 

 

 

戦後ドイツのオーバコッフェンで、ContaxIIα/IIIaのSonnarが発売されますが 戦前のレンズから改良が加わって設計変更されてます。

オーバコッフェン製のSonnarは、F2iが手に入れたばかりでF1,5は、まだ所持してません。

ブラックニッケルも安価で手に入れやすいレンズだったのですが、価格が高騰して、なかなか手に入らなくなりました.

クロムレンズは、綺麗で安いのもありますが、作られた時代が相当古いので状態の良いものを探すのが苦労です。