Chapter 1640: ため息のあと | Jet Stream

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〽Sha lalala la la lala, 8がつってす、て、き~♪

まず前回コラムのご報告から。

祖母の葬儀はしめやかに、滞りなく執り行われた。コレで自分たちから見た祖父母世代は全員が鬼籍に入ったことになる。戦時中世代が失われてしまったということになるんですね。世の趨勢でもあるということなんだけれども。


でまあ、ここで気になったことがいくつか。

自分は伯父の姿を10年以上ぶりに見たんだが、まあ縮こまってしまって。車椅子がないと移動できなくなっていた。

ずいぶんと好き勝手した時代が長く、そして家族にも愛想をつかされるようなこともあったと聞いていた(結局施設に入れられ、その影響からか自分の結婚式にも来なかった。まあどれもコレも噂レベル以上のモノとはならないんだが)が、その影響からか体調に相当なツケの形で出ているのが一目でうかがえるようになっていた。葬儀のときにこのようなことを考えるのは不適当極まりないのは百も承知だが、正直いつまで持つのだろうと思ってしまったくらい。


そのためか喪主はウチのおふくろが務めていた。兄である伯父ではなく。コレに至るまで相当な心労だったのではないのか。自分には上記の噂と祖母の状態の概要も概要という程度しか話しはしなかったが。

で、この伯父の家族(伯母含め全員いた)もまたそのくらいぶりにお会いしたんだが皆さんくたびれた感じになってしまって。そして献花のひとつすらよこしてない。つまりそのくらいに関係が塵芥状態になってしまってたってこと。ウチの奥さんが眉をひそめてたのも無理はない。


まあその上記の噂を知ってた自分としては顔を出してくれただけまだマシかという気もしないでもないが、祖母の亡くなった今後、恐らくこの方々とは金輪際お会いすることはないだろうと確信してしまった。何よりお会いするための要素がない。

あと祖母は仏教の宗派が恐らく違うはずの方式のお経をあげられていたが、コレも家族的な都合からだろうか。変な詮索ばかりするのもダメだとは思うんだけれども。

 

とまあ、悲しみ一辺倒ともいえないいろんな思いが巡る葬儀だったんだが、感心したのは娘。

一切騒がない。そして献花を棺に入れたり焼香するときもしっかりと参加。まったくもって2歳児離れした雰囲気の感じ取り方だった。

まあその反動もあってか、帰り奥さんがその足で楽器の練習に行ってしまってからというもの、暴れ方がものスゴかったんだけれども。あまりに凄まじかったので結構な距離をタクシーに切り替えるのを余儀なくされてしまった。


内容的に一旦ここで切りますかね。

続編が続いてきますので、何かの間違いで興味を持たれた方はそちらの方にも。