ご覧いただきありがとうございます!
前回ご紹介した夏野菜ケーキについて・・・
原材料について調べるうちに、低糖質で、栄養価も高く、
食物繊維も豊富な点などが・・・。
少し加筆しますのでご参考になれば。
ヘルシーバージョンの塩味ケーキ
本来は、野菜と卵やチーズなどを焼きこんだ塩味のケーキ、ケークサレ。
今回はオリーブオイルを少し使ってトマトの水分で焼き上げました。
暑い時期にわざわざオーブンで焼かなくても野菜は生で食べれば
十分と思われるかもしれませんが・・・
加熱することで、生では得られないような栄養成分もあるようです。
トマトの栄養価は加熱したほうが吸収されやすい
たとえばトマトでは、
リコピンと言われる成分は聞いたことがあると思いますが、
この植物栄養素はサプリメントではなく、野菜として摂取することで
活性酸素除去作用などが期待できると言われています。
紫外線によるシミなども気になる今日この頃です。
ところが生のトマトだとこのリコピン、「トランス型」で存在していて
身体への吸収は今一つ・・・。
それが油といっしょに加熱することで「シス型」に変わって
吸収がぐっと高まるそうです。
詳しくはKAGOMEのサイトをご覧ください↓
で、あればこのケーキも、いっしょに添えた夏野菜カレーもトマトが入っているので
結果的には理想的です。
一見、糖質が多そうなコーン、実は・・・
このケーキの夏野菜、パート2はとうもろこし。
糖質も多そうだし、カロリーもわりと高めだからダイエット中は敬遠しがちでは?
では実際、トウモロコシの糖質や血糖値上昇効果などはどうなっているのでしょう。
GI値だけ見ると「62」と割と高めですが、
別の指標、GL値で換算すると1本あたり「15」。
GL値(グリセミックロード)、最近この指標を重要視する人が増えてきました。
欧米ではこちらを利用するケースが多いそうです。
というのも糖質50g分で比較していくGI値よりも現実的な数値だから。
GL値は1食(とうもろこしなら1本)当たりに含まれる糖質の量を重視し、
そこから割り出された数値です。
とうもろこしなら
GI値62 × 1本あたりの糖質量24g / 100 = 15
がGL値です。
糖質もわりと低めですね!
GL値は10までは低、11~19は中、20以上は高GL値と考えられています。
しかも1回でケーキ1本食べるわけではないので・・・
食べすぎはだめですが、2、3切れであればそれほど糖質に
神経質にならなくてもよさそうです。
トウモロコシの栄養価
トウモロコシって炭水化物だけみたいなイメージですが、
実はビタミンB1、B2、Eやミネラル分、そして食物繊維の宝庫!
そのあたりも捨てがたいのでダイエット中も上手に取り入れてみてはどうでしょう。
食物繊維が血糖値上昇をゆるやかに・・・
このケーキは小麦全粒粉ベース。
全粒粉のザクザク感が野菜と相性もよく、素朴なおいしさを味わえます。
また、食物繊維豊富なので、食後の血糖値上昇もおだやかです。
インシュリンの働きもおだやかになり、必要以上に脂肪が蓄えらえることも
防げるはず。
また、生の野菜はそうそうたくさん食べれませんが、
加熱するとカサも減ってバランスよく野菜が摂れますね。
野菜の加熱調理とひとつとして、
材料を混ぜていくだけの手軽な夏野菜ケーキ、
休日のブランチなどに取り入れてみてくださいね。
レシピはこちら↓
前回の記事で詳しい写真ものせてあります。
<材料> パウンド型 中サイズ
小麦全粒粉 100g
ベーキングパウダー 5g
卵(小) 1個
コーン 100g位
トマト(刻んで) 100g
パセリ 適宜
*たっぷり入れるときれい!
オリーブオイル 20g
味噌 15g
塩 ひとつまみ
コショウ 適宜
<作り方>
①よく溶いた卵を味噌に少しずつ入れて溶きのばします。
②トマト、パセリと加えていきます。
③オリーブオイルを入れてよく混ぜます。
④塩、コショウをします。
⑤コーンを加えます。
⑥粉類を振るい入れて切り混ぜたら型に流してオーブンへ。
180℃で30分前後焼きます。
竹串を刺してみて生地が付かず、表面に弾力があれば焼き上がりです。