昨日「和の柑橘」で作るケーキのこと、書いたのですが・・・
近くの地元マーケットで「シークワーサ」を見つけました。
シークワーサといえば「沖縄」のイメージですが、
このあたりでも作っている人がかなりいるみたいで、
マーケットで時々目にしていました。
今日見つけたのは柔らかくつやつやしたもの。
今、もいできました、という感じです。
写真だとわかりずらいけど、ゴルフボールよりも小さいです。
うずらの卵大くらい。
これで100円です!
焼酎に入れたりするのでしょうか?
新鮮そうなので、初シークワーサケーキを作ってみます。
今回はカラメリゼしてほろ苦さとさわやかな酸味が
楽しめるようにしたいと思ってちょっとひと手間です。
まず2ミリの輪切りに。
鮮烈な香りと果汁です。レモンでもなく、すだちに近いかな。
皮はやわらかです。
そしてグラニュー糖をまぶして一晩おきます。
ここはグラニュー糖を使います。
果物の持ち味を活かすために雑味のない甘味を使います。
一晩おくとグラニュー糖が溶けて→こんな感じにしっとり。
面倒でも煮やすくなるのでこの状態までがまんです。
そして蓋をして中火で煮上げます。
最後は蓋を取り、水分を飛ばしながら煮上げます。
触りすぎるとせっかくの形が崩れるのでそのままで。
焦げる手前で完成。
これをケーキ型の底にしいいて、
残りは刻んでケーキに。
比較的低温で焼き上げます。
米粉のケーキって火通りがいいんですよ。
底を上にして出来上がり。
皮がいい具合にカラメリゼされています。
生地にはシークワーサピールが散ってケーキ全体が
シークワーサのいい香りです。
玄米粉で作ります。
このケーキはまず米を米粉にするところからスタートしています。
マニアックなので製粉して作ります。
いすみ市の玄米を玄米粉にし、まるごと使っているのですが、
玄米の重さを感じさせない、軽やかな仕上がりになりました。
小麦粉ではないので、グルテンフリーです。
米粉のケーキは失敗なく作れます。
小麦粉は、グルテンを出さなよう気を使うのですが、
米粉の場合はグルテンがないので多少混ぜすぎても大丈夫です。
作っていて感じたのは、
挽き立て米粉だからというのもあると思いますが、
一瞬で生地になじむ感じで混ざっていきます。
そしてもうひとつ、乳製品不使用でバターは使いません。
今回はごま油生しぼりです。
よく、なたね油が推奨されますが、私はこちらが好きです。
ごま油なのですが、ごま油の香りはしません。
ごま油の香ばしい独特の風味は焙煎胡麻を使用するから。
生絞りは焙煎工程なしで圧搾のみなので
「さらっ」としていて匂いもなしです。
菜種油の「重い感じ」もないです。
菜種はその独特の風味ならではの「よさ」もあるのです。
栄養的にも自然食派が推奨していて・・・と長くなりそうです。
この話はまた別の機会にします。
そしてこのケーキは週末に作るケーキにおすすめ。
ワインに合います!たぶん・・・。
理由は、
①甘すぎない
②軽いくちあたり
③油脂の個性がほとんどない
(バターや菜種のように主張してこないから)
よくワインのおつまみにパニーニをつまむ感覚です。
ふわふわでオリーブオイルを添えてもいいでしょうね。
金曜日にシークワーサを仕込み、
土曜日に焼いて、夜はワインで。
私は配る予定です!
材料と詳しい作り方はこちらでチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=JbQlXOjH5b0