伊勢斎宮後や三輪山、長谷寺や室生寺といった古代太陽祭祀の遺跡と同じ北緯34度32分ににある石上神社。
女人禁制のため、鳥居はくぐらず脇にある通路からご神体の巨石に向かいます。
 
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女性用の脇道
 
岩戸神社、岩上神社とは趣が異なるこちらの神社。
巨石の形も岩戸、岩上神社とは違って平らこともあり、利用法も別だという印象です。
 
岩戸、岩上神社の巨石がエネルギーを上に向かって発信する装置だとしたら、石上神社は天からエネルギーを吸収する場。
 
先が尖った巨石は、先端からエネルギーを飛ばしたりすることもできそうですが、平らなこちらの巨石はお祈りをしてエネルギーを集めるような作用があるのかも、という印象です。
 
もしくは、神聖な儀式としての性交を奉納する場、とか。
 
古代の王さまは、跡継ぎをつくる際に誕生日ではなく「受精卵が子宮に着床する瞬間」の星の配置を重視していたと聞いたことがあります。
 
王さまとお后さまの性交は国の行く末を左右する一大事です。
国やお世継ぎの繁栄を確実にする星々の配置を計算して、その瞬間に合わせて性交するということが行われていたそうなのです。
 
その計算を担当していたのが後の陰陽師のような職業であり、現在では占星術として知られる技術なのでしょう。
 
こんなに平らで、しかもエネルギーが集まりそうな場所です。
そんな使い方もされていたかも~と感じました。 
 
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平らな巨石