米国務省の当局者がアメリカのイスラエルへの軍事支援に反対の意を表明し、辞任しました。彼はハマスの侵攻を批判したうえで、イスラエルの反撃とアメリカの支援は、さらに双方の住民に多くの犠牲を生み、深い苦悩をもたらすと非難しています。
長年、対立し、武力衝突に至るのは、たがいが主張し、けして譲歩できないことがあり、相手への憎悪が積み重なり、暴力の応酬が繰り返される不毛の争いでしかありません。歩み寄り、対話し、双方が納得できる状況を実現しなくては、解決の道はありません。
因縁の歴史があり、列強による世界支配や外交、政治的工作に翻弄され、共存や和解が困難であるのはたしかでしょう。しかし、勢力争いや武力で相手を追いつめても、弱者は抑圧され、憎悪を募らせ、反発し、反撃に出ます。
先の反意を表明した当局者は、多くの軍事的妥協をしてきたとし、一方の武力を支援してきたことは、悲劇を増大させる結果を招き、それに加担し続けることを拒否したということでしょう。多数の一般の人々が行き場をなくし、空爆で街が破壊されるなか、命の危険にさらされています。
報復の連鎖は、すべてを崩壊させる愚かな行為でしかありません。いかなる状況であるとしても、武力で牛耳るやり方では何も変わることはありません。
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