世の中が激変する予感に不安を募らせずに | 白鳥と猫とわたし

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~愛に満ち美と健康にめぐまれますように~

 

 コロナ禍で、世界中がとんでもない事態となっています。欧米などは厳しい外出規制があり、有名な観光地が閑散とし、都会の道路がほぼ無人となった光景を情報で目の当たりにし、驚愕します。感染者数や死者数が激増し、ワクチンがないなか、極端な隔離政策をせざるを得ないと納得するしかないかもしれません。

 

 アジア圏の多くの国は、比較的ゆるやかな感染者の増加にとどまっているものの、日本でも予断を許しません。全国に緊急事態宣言が出され、強い外出自粛が求められています。

 

 しかし、欧米のような強制的な外出制限ではなく、一部で、休日に公園や郊外などに、人々が少なからず訪れている現状があったものの、国民全体で自粛の意識は高まっているのではないでしょうか。しかし、感染者数が落ち着き、減少に転じるには、なお忍耐で自粛を続ける必要があるでしょう。

 

 いずれにしても、多くの人が不便を感じ、不満を抱え、漠然とした不安がよぎるものではないでしょうか。経済的にひっ迫し、混乱に陥っている人もいるでしょう。この事態がいつ終息するのか見えず、だれもが元の生活に戻るのは、相当の期間がかかることを懸念しています。

 

 それでも、いつか嵐は過ぎ去ります。かならず、おだやかで明るい世界を取り戻します。しかしながら、現状の不都合や違和感を経験したことで、大きく見方が変わるところがあるかもしれません。当たり前であった社会全般や、人生そのもの、自分の存在まで、考えさせられることがあるのではないでしょうか。

 

 この災禍が収まったとして、世の中は大きく変わっていく予感があるかもしれません。取り巻く社会のあり方は、元のように戻る部分もあれば、変革を余儀なくされるもの、自然に変化していくものもあるでしょう。これまで生きてきた世の中とは、異なる世界へと移行していくかもしれません。

 

 たしかに、世の中が激変していく可能性は大きいでしょう。変わりゆく世界を想像し、喪失感を覚える人があるかもしれません。これまでのように人生を味わい、楽しむことができないのではないかと不安を抱くかもしれません。

 

 まるで自分が生きてきた半生がはかなく、空しさを覚えることがあるでしょう。しかし、もともと目に見える世の中は移り変わり、人生もまた変わっていくものです。やはり、古くから教えとしてあるように、諸行無常を心得るのも肝要ということでしょう。

 

 世の中が激変することに戸惑い、過去の世界への執着があり、失望を覚えるかもしれません。けれども、生きることに疲れ、嫌気がさしてはつまりません。快く、自分の人生をまっとうするために、これから世の中が変わっていくとして、おおらかに受けとめ、向きあっていくことが大切です。

 

 人は、よくわからないからこそ不安を募らせることがあります。いっそ、達観するように、すべてを受けとめ、変わりゆく世界を味わってやろうという心境で、構えているのがいいかもしれません。

 

 

 

 

 

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