パンドラの箱。3 | すいかの歌舞伎町フル盛り日記

すいかの歌舞伎町フル盛り日記

ホストに通っているうちに、ついついどうでもいいことを調査・研究してしまうすいかです。



これは数年前に歌舞伎町でおきたことを書き残したわたしの日記です。

お恥ずかしながら全て実話ですが、もう時効よね?ww

※パンドラの箱。2の続き


不意にハンバーグのケータイが鳴った。
すぐに切れたが、ハンバーグはキッチンのカウンターに置いた自分のケータイに手を伸ばした。
「リンゴ飴さんや・・・」
そう言いながらハンバーグは発進ボタンを押した。
「あ、もしもし・・・今、すいちゃんと家にいますわー、来てくださいよー・・・」
黙って聞いていたわたしは、驚いた表情を作った。

電話を切ったハンバーグは
「リンゴ飴さん来るって、エビマヨも一緒に来るかも」
と言ってから、お湯を沸かしはじめた。
「すいか、お茶飲む?」
「うん」
「あ、みそカツも呼ぼう!うちのナンバー3紹介するわー」
ハンバーグはまた電話して、先月名古屋のホストクラブから移ってきて、いきなりナンバー入りしたみそカツくんを呼んだ。

ハンバーグは温かいお茶を入れてくれた。
わたしは、湯飲みを両手で持って聞いた。
「最近、家営した?」
「またそういうこと言う・・・」
「いいじゃん。わたしにはもう、何でも言っちゃえば」
わたしたちはカウンターを挟んでお茶をすすった。

そしてもう一度言った。
「ひさしぶりだね」
「ひさしぶりやな。でも、全然ひさしぶりな気がせえへんなー」

少しして1階のオートロックのベルが鳴った。
テレビカメラにリンゴ飴さまが映っていた。
開錠を押して少ししたら、玄関のベルが鳴ったので、わたしが開けた。
「リンゴ飴さま、ひさしぶりぃ~」
「えっっ!!!」
リンゴ飴さまは玄関で大げさに驚いた。
「すいちゃん、何やってんの???」
リンゴ飴さまはハンバーグの家は慣れているようで、すぐにチーズちゃんを抱えてじゃれはじめた。
少し酔っ払っているようだった。
そして、時折わたしの方を見て、
「ひさしぶりじゃん!『H』ばっか、行ってんでしょ?」
と感じ悪く言った。
エビマヨくんはリンゴ飴さまと食事だけして帰ったそうだ。

ハンバーグはテキーラt的なものを出して、グラスに注ぎ、リンゴ飴さまに出した。
パキさまはストレートでぐいっと飲んで、それかでもずっとチーズちゃんをかまい続けた。
みそカツくんが入ってきたとき、わたしはハンバーグの部屋の奥の方にいて、そこから出て行って挨拶したら、またもやびっくりされた。
みそカツくんは初対面なのだが、わたしのことをどう思うだろうと心配になり、
「ハタケノです」
とハンバーグになぜか苗字で紹介された後、
「もとエースです♪」
とおどけて言った。


つづく