チャーハンと一緒のとき、ハンバーグからの電話を2度スルーしたわたしは、結局かけ直したりなかった。
実はハンバーグからの電話は頻繁になっている。
昨日で言うと、7時過ぎに買い物しているという電話。1時過ぎに様子伺いの電話があった。
わたしは、ハンバーグからの電話に出ないと決めたわけではない。
そのときの状況や気分で少しは出ている。
以前より電話に出るためのハードルが高くなっただけである。
今は、睡眠中にかかってきた電話は、チャーハン以外であれば出ない。
朝になって、目覚ましが鳴ったにも関わらずゴロゴロしていたら、ハンバーグから電話があった。
夜中の電話をスルーしたからだろうとは思った。
寝起きの声で電話に出る。
「・・・もし、もし・・・」
「あーすいか寝とったんかぁ」
何とも安心した声を出すハンバーグ。
「あ、ごめん寝てた」
「オレはこれから寝るところやねん」
時計を見ると9時少し前だった。
わたしは起きなくてはいけない時間を過ぎている。
「・・・うん」
「すいか今、起きたん?」
「うん。起きなきゃいけない時間だった。ありがと」
「ほんまに正反対の生活やねんなぁ~」
ハンバーグがしみじみと言ったので、ボケた頭で腹が立った。
「わたしがどれだけ今まで頑張ったかわかる?」
「ほんまやなぁ」
脳天気なハンバーグの電話を切って、きっと何もわかってないだろうなと思った。
じゃぁ、チャーハンがわたしの睡眠時間について何かわかっているかと言うと、《わかっているけど何ともない》というのが正しい気がする。
昼職の生活。
昼職の睡眠時間。
昼職のお金の価値観。
チャーハンはそれらを全てわかった上で、《お前が来たいから来るんだろう?》《お前が使いたかったから使ったんだろう?》というスタンスを崩さないので、何ともないのだ。
チャーハンはよく言っている。
「お願いして来てもらったら、こっちが弱い立場になる」
確かにわたしはお願いされたことはないように思う。
ここへきてハンバーグは、わたしに対して全く来店促進することができなくなってしまった。
それなのに、日に何度も様子を伺う電話。
タイミングさえ合えば、
「メシ、食わへん?」
と言ってみようと思っているのだろうか?
わたしは、ハンバーグの誕生日まで3週間を切っていることに気付いた。