認知症の定期検査

今日は

大事なことを 大事にしないと 大事になる

ということをお話しします。

 

じいちゃんの介護を始めてから

3ヶ月が過ぎた頃

定期検査へ行った時のこと

 

認知症の検査では脳のMRIを撮る

 

 

ワタクシは長年の偏頭痛に悩まされ

何度かMRIを経験しているが…

 

めちゃめちゃ嫌だ 真顔

 

頭や体を固定され

撮影中は大きな音が聞こえ

逃げたくても逃げられない 滝汗

 

 

私でも嫌なのに…

 

え、

じいちゃん

MRI大丈夫なの???

 

そんな私が不安いっぱいの検査

 

 

MRIが終わって

技師の先生が出てきた時の第一声

 

「最近、何か生活変わりましたか?」

 

何を突然…

じいちゃんに何かあったの?

 

もう

心臓はバクバクガーン

 

 

半年ほど前に母が亡くなりました

それから3ヶ月はショートステイに預けながら

週末は私が介護して

3ヶ月前からは一緒に住んで介護しています

 

「お一人で?」

 

はい

平日の昼間はデイサービスを利用して

夜と土日は付きっきりです

 

それまでは父が寝たきりの母を介護していました

母が亡くなって、認知症が進んだことは

認識しています

 

母が亡くなったことは忘れてしまいましたが

寂しくならないように私なりに頑張って

じいちゃんファーストの生活をしているつもりです

 

「それでか…」

 

ちょっと

やめてーあせる

私、何かやらかした???

 

何か問題がありましたか?

 

「以前はね、MRIの時は暴れて

ほとんど撮れなかったけど、

今回はとても落ち着いていて

最後までは我慢できなかったけど、

ほぼ撮ることができたんですよ」

 

???

 

「大事にされてるってことですね、わかりました」

 

 

先生、なんか納得して、行っちゃったけど

それって、じいちゃんが前より良かったってこと…だよね?

 

 

老々介護だった

 

今でも

一緒に住む以前の生活を想像すると泣けてくる

 

認知症のじいちゃんが

寝たきりのばあちゃん(母)の介護をしていた

 

その大変さは

家の中や外にも表れていた

 

つじつまが合わない記憶の中で

じいちゃんなりに必死で生きていたんだ

 

だから

その埋め合わせをするように

私も必死に介護していた

 

じいちゃんには

私がじいちゃんを大事にしているって

ちゃんと伝わっていたのかもしれない

 

それはそれで

じいちゃんには良かったのだ

 

 

そのすぐ後に体力の限界が来て

週1回のショートステイをお願いするようになり

その半年後には週2回に増やし

今年に入ってメンタル崩壊しましたけど 笑い泣き

 

 

認知症のじいちゃんは

新しいことは覚えられない

 

でも

私がじいちゃんを大事にしていることは

ちゃんと伝わっているんだ

 

だからこそ

私がじいちゃんを大事にできる余裕が大事

 

大事(だいじ)なことを

大事(だいじ)にしないと

大事(おおごと)になる

 

この「大事(だいじ)」は私自身のことでもある

 

実際にメンタル崩壊して

大事(おおごと)になった

 

前回のブログもそうだけど ↓

 

 

 

相手(じいちゃん)が大事なら

自分(私自身)も大事

 

片方だけってことは

ありえないのだ

 

大事なことを 大事にしないと 大事になる

 

これもモゲさんから学んだこと

モゲさん、本当に感謝です飛び出すハート