私を救った、デイサービスのスタッフさんからの言葉

 

以前、私のメンタルが崩壊して

泣きながら介護をしたことがあった。

 

 

じいちゃんを迎えに来ていただいた

デイサービスのスタッフさんの前で

大泣きをした時に

スタッフさんが私にかけてくれた言葉

 

「介護を引き受けた時点で、十分優しいんだよ」

「だいたい、いろんな理由をつけて、介護しないんだから」

 

そして

 

「介護って本当に大変で、途中で諦めちゃう人多いんだよ」

「ここまでちゃんとやる人って、滅多にいないよ」

 

私の介護士生活20年の中で、

五本の指に入るからっ!

 

だから、自分を責めなくていいんだよ、って。

 

その言葉に

号泣しました えーん えーん えーん

 

 

  正しい介護の方法なんて無い

 

親の介護って

やる時には初めてが多い。

 

介護にもいろいろあるし

状態は人それぞれ。

 

親の性格も

介護者の性格も人生も環境も仕事も

それこそ親との関係性も

 

皆それぞれ違う。

 

だから

たとえば著名な先生が執筆された本は

参考にはなるけれど

必ずしも正しいとは限らないと思ってる。

 

これはディスっている訳ではなくて

100人いれば、100通りの介護の仕方がある

と感じるんだ。

 

 

前にブログで書いた

「TY(とりあえず、やってみる)」

 

 

 

介護にとって良い方法があったら

「TY(とりあえず、やってみる)」

やってみて、自分に合わなかったら、やめればいいのだ。
 

 

これと同じくらい

「TY(とりあえず、やめてみる)」が

介護ではめちゃめちゃ大事だったりする。

 

どうしたって介護は

「ちゃんとやらなきゃ!」

って思っちゃうんだよね。

 

 

その「ちゃんと」を

とりあえず、やめてみる。

 

たとえば

 

毎日お風呂に入れてあげなきゃ!

⇒ 私はデイサービスとショートステイにお任せしてます。

⇒ 家の事情から、その方が安心・安全だから。

⇒ 一日二日お風呂に入らなくても、〇にません。

 

筋肉低下を防ぐため、食事には必ずタンパク質を加えなきゃ!

⇒ 一回くらい摂取しなくても、〇にません。

⇒ 我が家は時々、じいちゃんと背徳メシをこっそり食べます。

⇒ じいちゃん、背徳メシ(ラーメンライスとか)めちゃめちゃ喜ぶ!

 

 

そもそも介護を引き受けている時点で

真面目でめちゃめちゃいい人(←自画絶賛)

 

そんな人がちょっとくらい手を抜いても

大丈夫~~ 爆  笑

 

手を抜けるところは手を抜いて

絶対に手を抜けないところに

エネルギーを残しておく。

 

我が家は、

じいちゃんがこっそり家を抜け出すから目を離さないとか

夜に外に行こうとするから、必ず起きるようにするとか

 

命に直結することは手を抜けないんだから

それ以外は

「ま、いっかぁ~」くらいでいいんです。

それでも十分、やってるから!

 


「ちゃんと介護しろ」

というとんでもないヤツ人がいたら

「じゃあ、オマエがやれあなたがやって」

と言えばいいんです。

 


私は

まずは自分が

じいちゃんと一緒に笑える

その余裕があることがなにより大事なのです照れ


こんな富士山も良いものです。