黒ニャンコ登場回。黒ニャンコってグッズ等でよく見かけるのですっかりお馴染みな感じになっていますが、このエピソードのみのゲストキャラです。ちなみに紅峰さんもここで初登場。
ここからネタバレです。
オープニング
本編の感想の前に……私この、2期のオープニングがめちゃくちゃ好きなんですよ!
曲もそうですし、何よりオープニングムービーが!冒頭のサビと最後の転調したサビの部分、同じ風景を妖怪が見えない視点/見える視点で描写する演出がすごく好き。
妖が見えるのが「怖いこと」ではなく、風景がちょっと豊かになる、みたいな雰囲気で描かれているのが良いです。
束の間の出会いと別れ
人と妖怪、両方の言葉を聞けることを「力」だと言い切った夏目くん。
強くなった……そして、人も妖怪も大切に思えるようになった証ですよね。
そして、言葉が通じて交流を持ったからこそ、一緒にいる難しさも見えてきます。
人の一生は短く、すぐに妖怪を置き去りにしてしまう。リオウ様の「だからもう、人里にはおりない」という言葉は、穏やかなだけに、大切なものを諦めざるをえない、どうしようもない切なさが感じられます。
でも先生は、それを承知で夏目くんの傍にいる道を選んでくれています。先生だけではなく、中級たちやヒノエ、そして紅峰さんも。
1期第四話「時雨と少女」の原作「旧校舎の怪」で、先生は誰かを見送ることについて「私はなれた」と言っています。
リオウの「皆に阿呆だと言われた意味がわかった気がしたよ」を聞いている表情からしても、先生は別れの悲しさを十分に知っている……その上で、それを味わうことを分かっていて傍にいてくれるのが嬉しいです。
……先生はヒマ潰しって言ってますけどね。相変わらずツンデレです。
友人帳を預かる責任
1期第一話の時点では、友人帳は夏目くんにとって、レイコさんとのつながりの象徴でした。友人帳を継ぐことを決めたのもそのため。
でもこのエピソードでは「妖怪達の大切な名前を預かっているんだ」と、名前を預けた妖怪のために奔走します。それだけ、妖怪への情が深くなっているんですね。
それにしても、紅峰さんの「肴になって頂く」に対して「構わない、頼みます」と即答する夏目くん、相変わらず保身というものを全く考えていません。
その辺の自己愛の薄さに関しては、1期第十二話でヒノエに叱られてましたけど……まぁ、そうそうすぐには変われないですよね……。
紅峰さんのキャラ
紅峰さん良いキャラです。斑やリオウに対してはベタ褒めで、でもおべっかを使っている感じでは全然なくて、「そこが気に入ってるんですか?」ってからかうようなことも言ったりして。
尊敬はあれど自分を飾ったりはしない、斑も別に見栄を張ったりしない、この古くからの友人な感じが素敵です。
その他
・滋さんが「こりゃ美味い」って料理を褒めるの、良い夫婦。
・「強く殴りすぎたかなぁ」って言ってるそばからまた殴る夏目くんが本当に夏目くん。
・紅峰さんと話す時に斑がぺたっと伏せているのが可愛い。子供と話す時に目線を合わせるのと同じようなことなのかな。
・名前を返すシーンがとんでもなく美しいです……!
・夏目くんとリオウ様の目の大きさの違いが、人と人でないものの違いを強調するようで面白いです。
・「黒いニャンコってかわいいなぁ」……相変わらずてらいもなく可愛いもの好きな夏目くん。