とある松江市内の空き家。
元診療所あとです。
広い敷地には、様々な庭木や草花が植えられています。
完成当初は小さかった木も、屋根を超える高さまで育ち、迷惑なケースは隣の家の敷地に侵入するまでになってしまいました。
昔、きっとここは町の拠りどころだったのでしょう。
30~40年前のこと。
人口も増え、老若男女、かしましい会話が飛び交っていたことに違いありません。
庭木の剪定中のことです。
近所に住む子供連れの若い夫婦が声をかけてくれました。
「奥にある梅の木も切っちゃうんですか?」
「いえ、その予定はありませんけど、何かご迷惑をかけていますでしょうか?」
「実は、大変立派な梅の木で、たくさんの大きな実をつけるものですから。いただけるものでしたら、少し譲っていただけないかなと思いまして・・・。」
さて、私の返事は。
「どうぞ、ご自由に入ってお取りください。所有者の方には私から伝えておきますから。」
空き家は不動産です。
人が暮らしていない、利用されていない不動産です。
昔は日常の暮らしがあり、人と人の会話が弾み、命の行き来がありました。
空き家になると、小さな花をつける小さな草花でさえ「雑草」と呼び捨てられるのと同じように、無味乾燥な「不動産」という言葉で切り捨てられます。
昔、ここでは命の行き来がありました。
どうぞ、良かったら、一生懸命育つ庭木や草花を愛でてあげてくださいね。
私には、様々なタイプの庭がある、たくさんの家があります。
管理する一軒一軒が、大切な我が家と思いながら管理を楽しんでいます。
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