エクイティ200億円全損!都心部開発用地含み損顕在化? | 稼ぐ不動産にする!不動産鑑定士社長の極意

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こんにちは。

株式会社フローク・アドバイザリー成田です。


【200億円が1億円に】

日経マーケット情報によると、レーサムが渋谷の開発用地へのエクイティ200億円を1円で売却したとのこと。


特定目的会社(TMK)資産470億円のうち200億円がレーサムが出したエクイティ。

坪4100万円でTMKが取得していたが、それが坪2600万になった形です。


開発の場合、開発後の土地建物としての複合不動産の価格から割り戻していって、用地価格を出していきますが、その前提となった賃料・利回り(Cap Rate)に無理が生じてきていたのでしょう。

特に賃料でしょうが。


都心部の開発用地はファンド各社が強気の賃料・Cap設定で購入してきていただけに、高騰が激しかった分、含み損を抱えたSPCは多いと思われ、今後同様の動きが出てくるかもしれません(顕在化できるところはですが)。


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