「もうはるになってきたから、
ようちえん行くんだよね」
って先日、娘が私に言いました。
この前の秋の幼稚園見学や面接で
「自分はこんど幼稚園に行く」
ということをしっかり意識しはじめてからかな、
娘は秋頃からよく
「(自分は)ようちえんにいくの?
」


ということを私に聞くようになりました。
なんどもなんども。
早く行きたいのです。楽しみなようです。
その度に、大きいお腹をした私は
「今が秋なんだけどね、冬になってクリスマスがきて、お正月がきて、おなかの赤ちゃんが生まれて、その冬の次に春がきたら、○○はようちえんに行くんだよ
」

みたいなことを言ってきたのです。
もちろんこんな長いセリフを一度に、
っていうことじゃなくて
でも、なんども聞かれるのでなんども答えて
結局そんな内容をいつも伝えていました。
クリスマスが終われば
「今冬なんだけど、春が来たら行くんだよ。あと少しでお正月がきて、そのあと赤ちゃんが生まれて、そのあと桜が咲く春がきたらようちえんだね」
って。
そしてお正月が終わると
家族の会話は
「もう、すぐに赤ちゃんが生まれてくるんだよ」一色みたいになって
あれよあれよと・・ではないけれど
無事出産し、里帰りし、里帰りから戻り
気づけば季節は春に。
最近の家族の会話は
「もうすぐ幼稚園だね!」一色(?)に

秋冬に娘となんどもしたあのやりとりは
もうとっくに懐かしいものになっていたというか、
最近はしていなかったのですが
この前、洗濯物を干している私に、娘が
「もうはるになってきたから、ようちえん行くんだよね
」

って言ってきたとき
娘は、秋からあのやりとりをしつつ
ずっと、冬がきて春になるのを待っていたんだなぁ
やっと、その季節が来たんだなぁ

というのがひしひし感じられて
ほっこりキュン



「そうだね〜
春が来たね
」



と、私も嬉しく返事しました。
幼稚園の説明は前からさりげなく&でも何度か娘に伝えるようにしてはいますが
実際行ってみないうちには
娘にとってはどんなところか
ほとんど分かっていないでしょう。
なので
通い始めてどうなるかは分かりません。
でも、少なくとも通いはじめる前の現時点では
すごく楽しみにしていること、
早く行きたいと思っていることに、
秋から変わりはないようで

ふとしたときに「行きたくない」と言ってみるとか
不安を口にするとか表すとか
微塵もない(笑)
いよいよ明日になりました。
(先週からの園も多いようで、明日からって、けっこう遅めなのかもですね。)
ラストオブ「平日、丸一日娘と過ごす日常」の今日は
ラストらしく
1番よく行く近くの公園で
いつも通り(といっても妊娠中はそれができなかったから最近ようやく再開するようになって数回目)
まったりと遊びに行きました

最後と思うと、
別に娘と会えなくなるわけでも
娘と遊べなくなるわけでも
なんなら平日その公園に行けなくなるわけでもないのに(午後行けばよい笑)
ちょっと切なくなるもので。
あぁ、歩けるようになりたての頃も
こうして一緒に来たよね
でもあのときはあんなに小さかったのに
こんなに背が伸びて。
ブランコも一人で乗れるようになって。
(今日はそのブランコに「お母さんと乗る」と言ってくれ、久々に膝に乗せて二人で乗ったのですが)
あぁ、初めてこうして膝の上に乗せてブランコに乗せたときも
すごく嬉しそうに、転がるような笑い声を上げてたよね
今も同じように笑い声を上げてるけど、あの1歳ぐらいのときより、笑い声がお姉さんになったなぁ。
この遊具も
つかまり立ちがやっとだったのに
しばらくして1番低いところだけ乗れるようになって
今ではこんなに高く登っていて。
そして、赤ちゃんの弟が乗っているベビーカーをのぞきこんでいるなんて。
お姉ちゃんになったよね。
なーんて、センチメンタル発動しっぱなしでした(笑)
でも、この春お子さんが入園式を迎える多くのママもきっと
「平日午前中、こうしてこの子と遊びに行ける日々はあと少しで終わる」
って思いは多少持ってこられたんじゃないでしょうか。
早く幼稚園に行って楽にならせてほしいってママも多いと思いますが(笑)
他の方のブログなど読んでいても
「あと少しだからここに遊びに行っておこう」
など残りの貴重な日々を意識して過ごされているママもたくさんいらっしゃるイメージ。
私もそれをやりたかったんです。
でも、妊娠出産で、それはほぼできなかった。
望んだ妊娠出産なので後悔とかではないけれど、
でも「できなかったなぁ」という思いは
うっすらと、常にあったりして。
前に書いたこの記事。
書きたいことを書ききったようなつもりでいましたが、
本当は、ある1文が自分のなかに出てきていたので
この記事を書こうとしたとも言えて。
でもなんか結局、
出てくる言葉で書き上げたところ、意識したわけではないけれど記事のなかにその1文は書くことなく
上手くポジティブにまとめて終わってしまったけど
あとからふと
やっぱり私、あの記事でそのことを書きたかったのかも
とも思います。
それは
「私は、二人目を妊娠することで
娘との時間を"捨てた"んだ」
ということ。
過激な言い方ですけど
やっぱり自分で自分の気持ちを見つめるとき私、その言い方になります。
しつこいけど、
妊娠出産を後悔してるわけでも
自分を責めて苦しんでるとかでも全然ないけど
でも妊娠してから
娘のこと、私から娘のへの思いなどについて
考えるとき
私のなかの事実として、
やっぱり思うんですね。
せめて、そういう言い回しをすることで
心身ともにそれまでのように満足に娘に関われなかった悔しさみたいなものを
忘れないように自分のなかに書きとめておきたい・・・
みたいなことなのかもしれません。
というわけで
娘と私との時間、という視点で見ると
私が思うようには全然
「あと少しで幼稚園だから今のうちに○○」
的なことはできてこなくて。
それを妊娠中よりずっと元気になった今、
最後のわずかな期間であがいて
赤ちゃん連れでがんばってしまう・・
なんてことはせず
諦めて過ごしていたわけですが
入園式前日のセンチメンタル(笑)な今日、
晴れてあったかい日に公園行けてよかったな

そして、元気な他のママのように入園前に娘と遊びきることはできなかったな〜

なんて思いながら過ごしています。
そして昨年の今日は
母との確執に悩んだり
二人目妊娠を強く望んでいた私に
転機というか大きなきっかけが訪れた、
思い出の日。
1年後、こうして健やかな二人の子供と一緒に
公園に行ったりさせてもらえているなんて
なんて幸せ。
娘の明日からの幼稚園入園は
夫の言葉を借りれば
娘もついに「集団のなかの一人」になり
「幼稚園児」という肩書きがつくんだなー
ということ。
「社会にはばたいていく」
「母親が見ることができない世界に一歩入っていく」
ってやつだなぁ。
親としてはちょっと寂しいような切ないような気がするけど
でも、やっぱり健やかな成長がとても嬉しい。
入園、おめでとう
