最近は当たり前になったタブレットPC。お家にあるという生徒さんも普通になってきました。

その中で読む電子書籍をご存知でしょうか?

軽いタブレットPCに何百冊もの本を入れて持ち歩けます。

一見理想的に思えますが、実際これが流行るでしょうか?

売れている書籍の宣伝はネットでバンバン宣伝されるでしょう。タイトルも宣伝文句もとても読みたくなるものでしょう。

しかし健康上の問題を除いて、一つ気がかりなのは、そのボリュームが分かりにくいことです。

実際の書籍(本)であれば、手にとった重さや、厚み、文字の大きさなどでそのボリュームがすぐに分かりますよね。

読み進めていくに連れてクライマックスになり、ああ、どんな結末だろうというワクワクするような、もうすぐ物語が終わってしまうという寂しいような感覚にも襲われます。

そして手に馴染む本の感触に愛着さえもわくことがあります。




書籍に限ったことではなく、技術の習得や勉強などでも、何となくでも、たとえ手探りでも、その全体像や世界観を想像しながら学んでいくということはとても大事なことだと思います。

分からないものを分からないまま理解しようとする。

または今すぐは全く理解できないものであれば、忘れずに一旦心の片隅に寝かせておく。

時間はかかっても焦らず丁寧に、また引っ張り出してきて、いつか自分のものにしてやろうという気持ちが大切ですね。




 そんな感覚のない人は、いつまでもあがきもがいているばかりで、なかなか成績や学力も上がらないような気がします。

また、それでもいい、そういう風に考えるのは面倒だ、
テストで分かるところだけでそこそこ点数を取れば良い、と逃げてしまう人は、ずっと井の中の蛙、、、豊かではない、貧しい学習と言えるでしょう。

よく賢い学校の生徒を「ガリ勉キモい」なんて言うお子さんに多い悲しい勘違いです。

大きい視野を持ちましょう。「小利を見れば 即ち大事ならず」です。



この全体像、世界観をつかもうという感覚は、とても大切なセンスであり大きな学習のコツです。



当塾の授業でとても大事に考えている部分です。


生徒の皆さんは一度自分なりに考えてみてくださいね。