『紫陽花の咲く頃に ~好幼女者編~』
ぴーこ、S、よー作
※この小説は、リレー小説であり、この作品はフィクションです。実際の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありませんww。
S→ぴーこ→よーの順です。
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その日。
その日までオレ達はありふれた日常を当たり前のように過ごしていた。
別に日々の生活に満足などしていないが別に不満というワケでも無かった。
ただぼんやりと過ごしてればよかった。それが日常というモノでありそれが世の
常だと理解していた。
オレ達はずっとこんな生活が続くと信じて疑わなかった。
そう、その日までは…
6月23日
その日は、紫陽花が咲きほこる晴れの日だった。
うだるような暑さのなかSとぴーこはいつものようにこの学校に登校してきた。
玄関でよ~を見つけ、一緒に教室へと向かった。
ぴーこ:「土曜補習とかまじヒドキングだし~」
そんな他愛もない会話をしているうちに教室の前までたどりついた。
妙だ…
教室が静か過ぎる。
慎重に教室のドアを開けた。
そこにはありえない光景が広がっていた。
教室は血だらけになり、机は、ぐちゃぐちゃに散乱していた。
その異様な光景の中心にTがいた。その手には鉈が握られていた。
T:「ちっ…お前らかよ…。おとなしくこっちへ来い。」
それはオレ達の知っているTでは無かった。
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ぴーこ:「何かの間違いだよな、ハハハ驚かすなよ、T」
ぴーこはどうやら気を落ち着かせようとしているのか…
Sはそう思った。
よ~「……」
よ~は無言のままだ。
S:「おいT、こんなことやめろよ」
しかしTは戦闘体制を解こうとしない
机や黒板にも血がついている…
普通じゃない…
ぴーこを見た。
どうらや俺とおなじことを悟ったようだ。
もっともよ~は最初から気付いていたようだった。
■■■■■■■■■■■■■■よー■■■■■■■■■■■■■■
T:「俺のことをバカにするヤツなんてみんな死ねばいいんだ」
Tは目をギラつかせながら言い放った。
そして、彼の口元はどこかニヤついていた。
徐徐に状態が把握できてきたぴーこはTを問ただした
ぴーこ:「T!何があったからってそんなことしてんだよ!」
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少しの沈黙の後Tは静かに話しだした。
やけに落ち着いた声だった。
T「…人って、幸せになるためにどれだけの努力が必要なのかな…。
オレはみんなも知っているように生粋のロリコンだよ。
でも…ロリコンってそんなに悪いコトなのか?
人の趣味なんてそれぞれだろ?
…だったら…どうしてみんな認めてくれないんだよ!!
どうしてオレを見てくれないんだよ!!!
仲間なんて所詮ただのお友達だ。
味方になってくれる存在じゃない!!
お前らはオレの本当の仲間なんかじゃない!!!
オレを認めないヤツはみんな死んじゃえばいいんだ!!!!」
Tは鉈を振りかざした。
T「…死ね。死んでしまえぇぇぇ!!!!」
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ぴーこ:「T!落ち着け!」
ぴーこが叫んだ。
S「Tー!!」
そこに今まで無言だったよ~が口を割った。
よ~「だめだ、今Tは気が動転している。逃げるしかない!」
よ~は落ち着いているように見えた。
俺たちは、走りだした。
あせっているからか、どこに行けばいいか分からない……
階段をかけ降りる。
いつもは走るのをすぐにやめるぴーこでさえ必死だ。
いつのまにか雨が降っていた。
紫陽花はさらに咲きほこっていた。
…1分もたっただろうか…
俺たちはどこかの教室の前にいた。
見ると生物準備室と書かれている。
ぴーこ:「はぁ、はぁ、はぁ」
ぴーこは息が上がっている。
S:「ッ、Tは?」
よ~:「こないな……」
Tは追ってきていなかった。
妙だ……そんな気がした。
ガタっ、
そのとき生物準備室から音がした。
■■■■■■■■■■■■■■よー■■■■■■■■■■■■■■
Sは物音を聞き付け、恐る恐る準備室のドアを開けた
ッッ!!!
Sは恐怖のあまりたじろいだ。
そこには血まみれで文字通り首の皮一枚になったQがうつ伏せていた。
血は壁を伝うように赤の染料となり辺りを染めていた
物音は誰も見当たらないため、殺されてから壁にもたれ掛けていた亡骸が
バランスを崩し、床と衝突したために発生したものだったと予想出来た。
S:「くそっ!これもやっぱりアイツが...」
T:「...そうだよ。」
三人の後ろにはTが立っていた。
音を立てて閉まるドアをしり目にTは段々と近づいてくる。
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Tはじりじりと間合いを詰めてくる。
オレ達はバラバラになって逃げた。
Tは迷わずオレを追い掛けてきた。
つーかオレかよ!Why?なぜ?
S:「ちょっと待て、T。それ冗談になってねーよ。…とりあえずその鉈を置け!」
T:「駄目だ。お前を殺す。」
S:「だから、笑えねーっての!なんでオレを殺すのかまず説明しろ!」
T:「なぜ殺すのか?お前が…ロリコンじゃないからだぁーッ!!!!」
……………
沈黙。オレ達もTもそれっきり…
何も言葉を発せなかった…
オレ達はこのとんでもないオタクの言葉を
ただ呆然と聞く事しかできず
凍りついた世界に
ひぐらしのなき声だけが響いていた…
……
■■■■■■■■■■■■■■ぴーこ■■■■■■■■■■■■■■
そのとき、こっそり近付いていたぴ-こがTを押さえつけようとする。
俺にまかせろ…
と言っているかのようにSとよ~に視線を飛ばす。
Tは今にもSに飛びかかりそうだ。
T:「ロっ、ロリコンこそ世界の心理だ……!」
TとSの距離は近付いていく…
と、そのときだった
バンッ!
準備室のドアが勢いよく開いた。
その向こうには、銃のようなものをもったスーツの男が立っていた。
S:「だっ、誰だ」
T:「ちっ、ここまできたか……」
男:「マーツイ様の命よりロリコンを排除せよとのことだ。死んでもらう。Tとその仲間よ。」
ぴーこ:「ちょっ、仲間って、どういう……」
T:「…」
そのときTがどこからか取り出したシャーペンを男に投げた。
男:「うっ、」
シャーペンが男の手に突き刺さる。
T:「死ね!」
シャーペンが突き刺ささり男がバランスを崩した瞬間に、
Tが鉈を片手に男にとびかかった。
三人「……!」
一瞬だった。
その男は首から血が吹き出た。
男:「ウぁ゛っ」
男は床に崩れ落ちた。
T:「ここまで追っ手がくるとは……マーツイめっ」
男たち三人はなにも分からずただたちすくむだけだった。
外の雨は激しくなっていた…。まるで俺たちの行くすえを示しているようだ。
■■■■■■■■■■■■■■よー■■■■■■■■■■■■■■
そしてマーツィは嘲笑うようにこの喧騒を隣の校舎三階から見ていた。
マーツィ:「...もはやこれまでです。だから宿題はちゃんとしろといつも言ってるんですよ。」
~~~~~~~~~~
その時、Tは逃げていた
T:「くそっ!この世界に俺の味方は居ないっての..か...!?」
その瞬間、Tは強烈な目眩を感じた。
グラグラと揺らぐ足元
Tには立っているだけで精一杯だった。
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Tはゆっくり目を開いた。
どうやらあのあと倒れてしまったらしい。
見覚えのない教室。
まだ校内であることは確かだが…いったいここはどこだろう…
マーツイ:「気がつきましたかぁ?」
T:「…ッ!」
なぜか『そこに』マーツイがいた。
ヤツが突然現れたのだ。
T:「お前…いつの間に…」
マーツイ:「いましたよ。さっきから。ただあなたが気付かなかっただけの事ですよ。」
Tはそのあまりの影の薄さにただただ恐怖していた。
マーツイは独特の消え入るような声でそういうとポケットからおもむろにナイフを取り出した。
T:「プログナイフか!!」
マーツイ:「宿題しない人は死になさいッ!!」
キィーン…
マーツイがナイフを突き立てた瞬間Tの正面に透明な壁が出現し、ナイフを弾いた。
マーツイ:「まさか…A.T.フィールドですかぁ!?」
T:「なんでそんなに驚いてんの?君にもわかっているハズだ。A.T.フィールドは主にオタクがもっている心の壁だということを。」
マーツイ:「そんなの…わからないよッ。」
T:「超爆裂炎冥斬ッ!!」
Tはマーツイの亡きがらをおいてその教室を後にした。
■■■■■■■■■■■■■■ぴーこ■■■■■■■■■■■■■■
Tが今日を出ると、
そこにはS、よー、ぴーこの三人がいた。
S「T……」
T「ちっ、また敵か、」
と言うとTが鉈をふりかざし襲いかかってきた。
S「まて、T!」
ガンッ
急にSが叫びA.T.フィールドで攻撃を防いだ。
Tが鉈をおろした。
T「ちっ、死にたくないならどけ!」
S「やだね」
T「なっ、」
そう言うと、Sは一歩まえに出て口を開いた。
S「俺たち仲間だろ?お前が大変なのにほっとけるかよ!」
T「ふざけるな!仲間だと!?仲良しごっこもたいがいにしろ!だいたいお前らはロリコンでは、」
Tが言い終わる前に、Sがこう言いはなった。
S「友達だろ?それいがいに何があるんだ!」
一瞬で静まりかえった……。
雨の音しか聞こえない静けさだ……。
T「……。」
■■■■■■■■■■■■■■よー■■■■■■■■■■■■■■
T「友達か...だが、お前はその友達をどこまで信用出来るというのだ
俺は昔、大の親友と思っていた人間に裏切られた。
ある日突然そいつに突き放されたんだ。
俺はそいつの単なる金ヅルのために友達でいたんだそうだ。
それからというもの俺は誰一人として信用することが出来なくなった。
そして部屋にこもりつづける日が続き...
ロリコンに覚醒めたのもその頃からさ。」
S「でも、お前は俺たちを殺さずにここにいる。それは心のどこかで俺達と繋がってるからじゃないのか?」
T「バカいうのも大概にしろ。そんな隙は無かっただろ」
S「あったさ。いくらでもマンガや小説じゃないんだから」
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T「じゃあ今殺してやるよッ!!」
Tはオレを死んだ魚のような目で睨みつけた。
T「…でも最初はお前じゃない…」
Tはその青白い顔をよーのほうに向けた。
T「最初に死ぬのはお前だぁぁぁあぁぁ!!!」
Tは持っていた鉈をそのか細い腕でよー目掛けて振りぬいた。
グシャ…
Tの腕が折れた…
みんな「…………?」
T「う…」
T「うわああぁぁぁッ!!!」
Tはもう片方の腕で鉈を持ち、めちゃめちゃに振りまわした。
ザシュ…ッ
よーの右肩を鉈が深く切り裂いた。
■■■■■■■■■■■■■■ぴーこ■■■■■■■■■■■■■■
よー「くっ、」
二人「よーっ!!」
T「死ね!氏ねぇ!」
Tはなぜ腕をおったのか…
そんなことを考えてる暇はなかった。
なんとかしなくてはっ、
T「ちっ、次ははずさんぞぉ……」
そう言って鉈を振り回しながらTはまたよーにとびかかる。
ぴーこ「っ………!」
そのときだったTの隙をついてぴーこがこんしんのタックルをかました。
T「ぐふっ、」
体重差が激しいからか、Tは吹っ飛んだ。
ぴーこが先に体制を立て直しこう言った。
ぴーこ「S!よーを連れて逃げるんだ!よーを早く病院へっ!」
S「しかし、お前が!」
ぴーこ「大丈夫だ!あとから追い掛ける。Tは俺にまかせろ!」
S「ぴーこっ……!」
しかし、Sには悩んでる時間はなかった。
ぴーこ「Sっ!早くいけ!」
見るとTが起きている。
Sはぴーこを信じることにきめた。
S「ぴーこ、すまんっ!死ぬなょ」
ぴーこ「俺を信じろ!」
ぴーこはそう言って、親指を立てた。
そして、Sはよーをかついで走りだした。
T「くっ、こしゃくなぁぁぁ!」
そう言ってTも俺たちの方向に歩きだした。
ぴーこ「俺が相手だっ、」
T「ならば、お前から氏ね。」
Sは走りながらだがこのやりとりが聞こえた。
そしてぴーこにTをまかせ、階段を下りた。
■■■■■■■■■■■■■■よー■■■■■■■■■■■■■■
ぴーこ「もう止めろよお前だってボロボロじゃないか」
T「もう、あとには引けない。そんなことぐらいお前にも分かるだろ?すでに三人殺してるんだぞ?そんなヤツが社会に戻れるワ
ケ...」
Tは涙を流していた。
■■■■■■■■■■■■■■S■■■■■■■■■■■■■■
ぴーこ「そんな事ない…。
たしかにお前のやった事は許される事じゃない。最悪だよ!
でも…お前は苦しんでいたんだ。
…それに気がつけなかった俺にも責任はあるよ。」
Tはただ俯き、ぴーこの言葉を聞いていた…。さっきまでの殺意はもはや消え去っていた…。
ぴーこ「だから…俺はお前を許す!あいつらもきっと許してくれるって!」
Tは顔を上げ、その驚嘆に満ちた顔をぴーこに向けた。
ぴーこ「帰ろうぜ。T…。あの頃に戻ろう…。」
Tは初めて口を開いた。その落ち着いた声はいつものTだった…。
T「戻れるかな…あの頃に…。」
648「無理だな。」
―刹那。
648の持つナイフがぴーこの背中を切り裂いた。
ぴーこはゆっくりとその場に崩れ落ちた。
T「ぴーこ…ッ!!」
648「あっはははははは。…まったく、てこずらせやがって…どのみちここにいる奴らはみんな死ぬんだよ。マーツイの命令で
な…。
T。お前マーツイを殺したと思い込んでいるようだけどアイツはまだ…」
フォン…ッ
Tの鉈の一閃が空を裂いた。
T「…殺してやる…。ぶっ殺してやる…ッ!!!!」
■■■■■■■■■■■■■■ぴーこ■■■■■■■■■■■■■■
Tはそう言うと648に切りかかった。
648「その、程度かっ!」
648はTの攻撃をひらりとかわした。
T「くっ、!」
Tは、飛びのき廊下の壁に背中をあて648との距離を作った。
今日の648はなにかがちがう…まるでなにものかに操られているようだ。
ぴーこはそう思ったが、背中を刺されたせいか声が出せない。
648「なるほど、T、お前が先に死にたいのか……ならば氏ね!」
そう言うと648は銃のようなものを取り出した。
今のTなら…
と思い、Tを見ると、ズボンの裾が壁に刺さっていた釘のようなものに引っ掛かっている。
T!危ないっ!
ぴーこ「…………!」
くそっ、声にでない。
648が銃のようなものを構えた。
T「そんなものが俺にあたるかっ!」
648「それはどうかな……」
648はいやみな笑みを浮かべた。
どうやら648はTのズボンの裾に気付いていたようだ。
Tが危ない!
……
ぴーこはある決断をした。
648が引金を引こうとした瞬間だった…!
ドンっ!
ぴーこが最期の力を振り絞ってTを突き飛ばした。
T「なっ、」
そのときだった。
バンっ
バンっ!
銃声が二回、校舎に響いた。
………
一瞬廊下は静かになった。
648「ちっ外したかっ、」
T「うっ、…?」
Tは生きていた。とすると……
Tは横をみた。
ぴーこはぐったりと横たわっている。
銃弾はぴーこの胸と肩を貫いていた。どうやら、即死のようだった。
なぜぴーこは俺を…
そのときTは、自分のズボンの裾に気が付いた。
Tの心には、ぴーこを失った悲しみよりも先に、648への憎しみが爆発した。
T「100%オーバー、……」
Tは鉈を片手に立ち上がった。そのときのTの目は、今までにないくらい憎しみに溢れていた。
■■■■■■■■■■■■■■よー■■■■■■■■■■■■■■
……………
その頃、Sとよーは病院に向かう途中だった。
S「大丈夫か!?」
よー「あ?あぁ大丈夫だ。
だけど少しアイツらが気になるんだ」
S「でも、その怪我...」
よー「これか!?こんなの大したことないさ」
S「どうみたって大丈夫じゃないぞ」
よー「大丈夫だって。ほら」
動けることを証明するため肩を回してみせるよー
よー「っっ!!!」
激痛がはしる。
S「大丈夫じゃねーじゃん」
よー「うるせー!行くっつったら行くんだよ」
引き返す二人にはさっき起こったことなど予想だにしてもいなかった
……………
■■■■■■■■■■■■■■S■■■■■■■■■■■■■■
T「…なんでだ…」
648「ん?なにが……」
T「なんでだよッ!!!!」
Tは648に体当たりするとそのまま床に組み伏せた。
カラーン…
648の手から落ちた拳銃が床に落ち、その音が教室中にこだまする…。
648「な、なんだ…グッ!!」
Tは床に倒れ込んでいる648の上に馬乗りになり、手に持つ鉈の背を648の頭部目掛けておもいっきり振り下ろした。
648の頭部から真紅の鮮血が滴り落ちる。
T「なんでいつもお前はオレの邪魔をするんだ…?いつもオレの前にしゃしゃり出てきてはオレから全てを奪っていく…。」
648「…何言ってんだ?悪いのは…お前だろ…」
T「嘘だッ!!!!」
…ドゴッ
乾いた音が響き渡る。
さらにTは殴り続ける。
T「死ねッ、死ねッ、死ねッ、死ねッ、死ねッ…」
ゴッゴッという狂気の音とともに648のかえり血が床を赤く染めていく…
648「ま…待っ…てく…れ…。頼む…から…た…す…」
T「もうお前の声なんか聞きたくないッ!!!!」
Tは鉈を裏返し、刃を向けた。
T「死ねぇぇえぇえぇッ!!」
グチャッ…
身も凍るような音とともに『それ』は動かなくなった…
部屋の中に沈黙が流れた。まるで時間が止まったかのようだった…。
しばらくしてTは立ち上がった。
T「本当に死んだのかな…?」
鉈の先端で眼球をつついてみる…反応は無い。
6480は死んだ。
T「オレが殺したのか…」
T「…ふふ…あはははは…そっか…これが正解だったんだ…。本当に幸せが欲しいのなら。自分の手を汚してでも…掴み取らな
きゃいけないんだ…!!」
T「あはは…あはははははははははッ!!」
■■■■■■■■■■■■■■ぴーこ■■■■■■■■■■■■■■
T「ふっ、ふふふ。」
Tはまだ落ち着いていない様子だ。
床じゅうあたりに648の血が飛び散っている。
そして少し離れたところには、ぴーこが倒れている。
窓の外を見る。雨は小雨になっていた。
T「………。」
ついに、Tは無言になった。
この教室には、Tと648の死体、そしてぴーこが……ぴーこ?
そうだ!ぴーこはどうしたのだろうか?
Tはなにかを思いつめたようにあたりを見回す。少し離れたところに……
『ぴーこ』が倒れている。
ぴーこっ!
そう呼ぼうとした時だった。
ガラッ!
ドアが勢いよく開いた。
向こうには、S、そして少し離れたところによーが座っている。
T「あっ、」
S「……!」
Sはあたりを見回す。
そして状況を把握してこういった。
S「おっ、おい、これってどういうことだょ…」
Sの声がかすかに震えている。
よー「おっ、おぃ。どうなんだS?」
よーは訪ねたがSはなにも答えなかった。
それもそうだったSの目にはこう写っていた。
648の返り血を大量に浴びたT。頭がぐちゃぐちゃになっている648の死体。あたり一面には大量の血。血だらけの鉈。銃。
そしてぴーこが倒れている。
S「ぴっ、ぴ-こっ!…くっ、Tっ…おっ、お前!まさか……」
Sが言った。
よー「おぃ、Sどういうことだょ?」
T「ちっ、違う!俺じゃ、…」
Tが言い終わる前にSが叫んだ。
S「黙れっ!よっ、よくもぴ-こをっ……!!!」
よー「だから、S、どうしっ………!!」
よーは立ち上がってSの隣に来て、この光景をみて、言葉を失った。
T「ちっ、違う……!俺は何も……!」
Tの声は恐怖と焦りで震えていた。
■■■■■■■■■■■■■■よー■■■■■■■■■■■■■■
よー「てぃ、T...くっ...て、てめぇ」
T「お、俺じゃない。俺じゃないって。ぴーこが俺をかばってくれたんだって」
よー「この後に及んで嘘なんかついてんじゃねー」
よーは廊下に置いてあった消火器を掴んで、Tに近づき一心不乱にTの頭部めがけて振りおろした
■■■■■■■■■■■■■■S■■■■■■■■■■■■■■
フォンッ…
よーの振り下ろした消火器がTの頭をかすめる。
よー「なんで殺した!!」
よーは消火器を持ち直し、再び振り下ろした。
よー「オレ達仲間じゃなかったのかよッ!!」
消火器はまたもやTを外れ、その背後の窓ガラスをコナゴナに破壊した。
T「ち、ちが…オレじゃ…」
よーの攻撃に後退していったTはふと何かにぶつかった。Sだった。
T「S。信じてくれ。オレじゃないんだ。オレはぴーこを殺してなんか…」
Tが言い終わる前にSはTの両腕を掴むと羽交い締めにした。
S「ぴーこは最後までお前の事を信じてたんだ…。それを…お前は…。」
T「そんな…オレはただ…」
ッ!
気が付くとよーが目の前まで迫っていた。目が異様にギラついている。
よー「この人殺しが…死ねッ!!」
Tは逃げようとした。しかしSに後ろからガッチリ羽交い締めにされて動けなかった。
T「う…」
よーの消火器が迫る。
T「うわあああぁぁあぁあぁッ!!」
懐かしい匂い。
見慣れた風景。
そこはいつもの2-8の教室だった。
そこにはいつもの日常が広がっていた。
みんないた。向こうにぴーこ達もいる。みんな…笑ってる。
オレも向こうへ行かなくちゃ…
Tは走り出した。
ガタッ…
何かにつまづいた。何だろう?
Tは自分の足元に目をやった……。
血だらけのよーがそこに死んでいた。
T「…え?」
Tは後ずさりした。また何かに当たった。
Sだった。
よーと同じく血だらけで死んでいる。
T「な…何だよコレ…」
二人とも死んでる…?
いや、殺されている…?
T「どうして…一体何が…?」
Tは自分が手に持っている『それ』を見た。
血でベットリ染まった鉈…
Tは凄まじいかえり血に彩られた教室に一人立っていた。
T「そんな…オレがやったのか?」
Tは静まり返った教室でただ茫然と立ち尽くすことしか出来なかった…。
■■■■■■■■■■■■■■ぴーこ■■■■■■■■■■■■■■
…俺はなんてことを………。
…………もうどれくらい時間がたったろうか……。
…………1時間か、2時間か、………いや、分からない……。
Tは無言のまま、あたりを見回した。
ぴーこ、S、よー、648が倒れている。床は血で染まっている。
教室はまるで地獄のようだ。
Tの持っている鉈は真っ赤だ……。
T「……、」
Tはだんだん冷静になってきた。
どうしてこんなことに……。
そぅいえば……。
トウマは少しづつ記憶が明確になってきた。
朝から記憶がよく……。
なぜ俺は朝あんなことを…
Tはふとマーツイの顔が浮かんだ。
なぜマーツイが……
………そぅだっ
Tはついに記憶を取り戻した。
■■■■■■■■■■■■■■よー■■■■■■■■■■■■■■
そういえば、
こんな犯罪を計画したのはマーツィが俺に見せたある『モノ』が始まりだった。
■■■■■■■■■■■■■■S■■■■■■■■■■■■■■
今日の朝Tはマーツイに職員室に呼ばれていた。
マーツイ「実はですねぇ。あなたに見せておかなければならない事があるんですよぉ。」
マーツイは続ける。
マーツイ「それは…」
■■■■■■■■■■■■■■ぴーこ■■■■■■■■■■■■■■
T「なんなんですか?用事は早く済まして下さい。」
Tは少しイライラしているようだ。
マーツィ「それはですねぇ……これです。」
マーツィはTにあるものを見せた。
T「なんですか?これは?」
Tは『それ』を覗きこんだ。
『それ』は、なにか怪しい絵のようなものが書かれた紙だった。
「絵」とはいっても、読めないが文字も書いてある。
大きさはたしかノートくらいだった。
そういえば……紫陽花が描かれていたような…。
そう、これはまるで……のような……。
Tにはそれ以外全く見当もつかなかったが、その「絵」には何か引き付けられるような魅力があった。
T「これは……。」
Tはその「絵」に飲み込まれていったような感じになった。
T「……、うぅっ…」
いきなりTの脳裏にいままでの2-8の嫌な思い出が駆け巡った。
T「……うっ、うぁっ!」
頭が痛い。
マーツィ「ふふふ。これで……。」
マーツィは横で不気味な笑みを浮かべている。
Tの記憶はこのへんで薄れた。
T「……、うっ、こっ、ころさなくては…、あのくっ、クラスは俺の敵……。」
急に殺意が溢れだしたのもこのときだったような気がする。
Tの記憶はここで途切れた。
Tは今教室にいる。
周りには自分の仲間が倒れている。
…自分はやってしまった。
どうやらマーツィの策略にのせられてしまったようだ。
Tは今気付いた。
しかし、もぅ元には戻せない……。
T「いっ、一体どうすれば……。」
マーツィ「死ねばすむことですょ」
Tは顔をあげた。
Tから少し離れたところにマーツィがたっていた。
T「………マーツィっ。」
Tはマーツィを見ると怒りがこみあげてきた。
T「こっ、殺してやる…、殺してやるー!」
Tは鉈を片手にマーツィにじりじりと近付く。
マーツィ「殺すんですかぁ?今更殺してもみなさんは戻ってきませんよぉ~。」
マーツィはまだ不気味な笑みを保っていた。
T「黙れぇっっ!!」
そういうとTはマーツィにとびかかった。
マーツィ「だから…意味がなぃっ……て。」
グシャ……
………
……マーツィは最後まで不気味な笑みを溢していた。
………
ついにマーツィをも殺した。
しかし、マーツィを殺してもみんなは戻ってこない……。
そんなのわかっていたことだ……。
Tは無言のまま歩きだした。
Tは玄関に向かった。
いつのまにか鉈がない。
どこかでおとしたのか…。
制服は血で真っ赤に染まっている。
しかし、もぅ、Tにはそんなことを考える心はなかった……。
Tは玄関に着いた。
外にでると校舎の方を向いてこう呟いた。
T「……鬱だ…もぅ、…死のう……。」
そう言うと、
Tは紫陽花の咲く雨のなかに消えていった……。
『終』
リレー小説の間に交わしたメールは今回は、ありませんwwσ(^_^;)
題名のあたりなんかすごかったんだけどね(笑
追伸も消させてもらいました。
前回のもくわえて、なおかつ修正を加えています。
交わしたメールや追伸を加えるととんでもないことになるんで(汗)
ってかめんどかったカラですww
なお、実際のキャラは全然違うんで、
では次回に続くかもしれない・・・。 ぴーこより
↑よーの真似(笑