「サイダーのように言葉が湧き上がる」というアニメ映画を見てきた
今夏はもう一つの有名なアニメ映画が宣伝しまくってるけど
こちらも予告編を見て、面白そうかと

子ども向けアニメではなく、「聲の形」など製作したスタジオの
10周年、とかで作ったみたい
中々個性的な映画

何がそうさせるかというと、和洋折衷
絵はポップだし、世界観もモールとかネットとかアメリカンなのに
中味は、俳句や介護、田舎と夏祭りなど日本的

主人公の男の子はコミュ障で、女の子は出っ歯を気にしてる
(どちらも日本的な要素)
SNSなど最新のものを導入しながらも

重要なコミュニケーションは、古きよき俳句だったりする
このギャップ、レコードなどにより時間的な落差も語られ
それが映画に深みを与えてる

声は、市川染五郎(8代目)と杉咲花
ボーイミーツガール(ガールミーツボーイ)のシンプルな映画だが
一見リアリティを排した平坦でカラフルな絵とは裏腹な、味があるアニメ作品

★★★